ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

今日は昨日よりも更に冷えるそうで、朝からひんやりとしています。
さて、先日借りた日本の歴史もあらかた読み終えました。
だいたい大きなくくりでまとめて書かれた本で、じっくり読むという類いでもありませんでしたのでアチラコチラを拾い読みしただけですが、それでも外の国の人がこんなふうに見ているのだというのは感じられるものです。
美と信仰という副題が着いていますので、宗教的な関連から捉えた日本の美が書かれていました。それらは内側から見たものとはズレがありますし、それは違うだろうというところもいくつも出てきました。
六章あるうちの一つが禅宗の影響を捉えたもので、外の国の人にとって禅宗と日本というのがどれほど重みを持つものなのかの一旦なのでしょう。禅というのが外人さんにとって日本を代表するものの一つだというのは間違いないようです。
ということで、この本も読了ということにしたいと思います。
次に読みたい本は三浦しをんの愛なき世界、という植物学者さんのお話です。
ですが今年の新刊で予約数が3桁もあって予約をいれても何年も先になりそうです。^^;
では今日も良い一日になりますように。
さて、先日借りた日本の歴史もあらかた読み終えました。
だいたい大きなくくりでまとめて書かれた本で、じっくり読むという類いでもありませんでしたのでアチラコチラを拾い読みしただけですが、それでも外の国の人がこんなふうに見ているのだというのは感じられるものです。
美と信仰という副題が着いていますので、宗教的な関連から捉えた日本の美が書かれていました。それらは内側から見たものとはズレがありますし、それは違うだろうというところもいくつも出てきました。
六章あるうちの一つが禅宗の影響を捉えたもので、外の国の人にとって禅宗と日本というのがどれほど重みを持つものなのかの一旦なのでしょう。禅というのが外人さんにとって日本を代表するものの一つだというのは間違いないようです。
ということで、この本も読了ということにしたいと思います。
次に読みたい本は三浦しをんの愛なき世界、という植物学者さんのお話です。
ですが今年の新刊で予約数が3桁もあって予約をいれても何年も先になりそうです。^^;
では今日も良い一日になりますように。
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宇宙創世記ロボットの旅 という短編本がありました。
著者はスタニスワフ・レムというポーランドのSF作家で、少し前に読んだ「ソラリス」という長編の作者で有名です。でもこの宇宙創世記はあまり知られていないんだろうなあ。
とても気に入っていた作品だけど、本棚整理の時、30年位上前に買って黄ばんでいたので処分してしまったのです。で、また読みたくなって新たに買おうかどうかとネットで探したら、すでに絶版になっていると知ってショック^^;。
SFとはいいながら、どちらかというとファンタジーっぽいもの。
ロボットで魔法使いの2人組(二人って言うのかな?)が出てきていろいろなところで魔法を使って、・・だいたい失敗するというもの(笑)。
この中で「宇宙中の事を何でも知りたい」という宇宙盗賊の話があって、魔法使いロボットがなんでも知る装置を作ってそこに置いて逃げてきます。盗賊はその情報量の多さに圧倒されて身動きが取れなくなってしまいます。その情報というのがほぼどうでもいい内容ばかりだというのが皮肉なところです。盗賊は光の速さで出てくる情報から目をそむけることも出来ずに情報の渦に巻き込まれてしまうというものでした。これが書かれたのはおそらく1960年代だと思います。まだインターネット情報がどうだとか全く夢にも思わない時代でした。コンピューターはありましたが、それはテープに穴開きの情報が打ち出されるという、それはもう前々時代の遺物のようなものです。そしてこの話の登場人物は絶え間なく出てくる大量のテープに絡まって動けなくなってしまうのです。
今のネット社会を思うと必ずこの話を思い出すのですよね。微々たる情報やらツイッターやら、ホントにどうでもいい情報が多すぎると思う昨今です。そしてそれらに振り回される人たち。
作品が書かれた時代を思うと作者の想像力というのがどれだけすごいかを思い知るのです。で、本取っておけばよかったなあと、改めて後悔><。
絶版だと知ると逆にどうしても読みたくなり、中央図書館にある一冊を借りようと今日はテクテクの代わりに図書館へ行ってきました。
そのかわり少し歩くことにして、乗換駅から向かって中央図書館へ。歩くのはたまにテクテクしている川沿いの遊歩道です。ここをおよそ1.5キロ20分足らずで行きました。相変わらずのフワフワ感なので時折吹いてくる風が気になりましたが無事到着。
図書館で散々探し回った挙げ句見つからず、係の人に聞くと書庫に保管してありますとのこと。つまり古すぎて書棚には並べられない^^;。
出てきたものは1973年の初版でした。そしてページの最後には貸出カードを入れる封筒の中に貸出カードが残っていました。もうすっごく懐かしい感じです(笑)。焼け付いた色のページが時代を語ってました。
ちなみに、手元にあったのは80年になってから再販した文庫本(それもすでに絶版です)。
その後、もう一つの図書館へ向かいました。今度はいつも利用する北口図書館です。道路沿いを調子よく歩ていましたが、思ったよりも距離がある^^;。
後で調べたら4キロ半ほど歩いていました。途中で100均ショップに寄ったりと寄り道もあったので余計そう感じたのでしょう。
北口図書館でも一冊借りて、ついでにウォーキングの本も一冊適当に手にして借りてきました。
結局、初めの駅を出てから帰りの電車に乗るまでおよそ2時間半。移動距離は6キロほどですが、かなり疲れました。もしかしてテクテクよりも疲れたかもしれません^^;。
運動したというほどでもないと思うけど、お疲れ様でした。
著者はスタニスワフ・レムというポーランドのSF作家で、少し前に読んだ「ソラリス」という長編の作者で有名です。でもこの宇宙創世記はあまり知られていないんだろうなあ。
とても気に入っていた作品だけど、本棚整理の時、30年位上前に買って黄ばんでいたので処分してしまったのです。で、また読みたくなって新たに買おうかどうかとネットで探したら、すでに絶版になっていると知ってショック^^;。
SFとはいいながら、どちらかというとファンタジーっぽいもの。
ロボットで魔法使いの2人組(二人って言うのかな?)が出てきていろいろなところで魔法を使って、・・だいたい失敗するというもの(笑)。
この中で「宇宙中の事を何でも知りたい」という宇宙盗賊の話があって、魔法使いロボットがなんでも知る装置を作ってそこに置いて逃げてきます。盗賊はその情報量の多さに圧倒されて身動きが取れなくなってしまいます。その情報というのがほぼどうでもいい内容ばかりだというのが皮肉なところです。盗賊は光の速さで出てくる情報から目をそむけることも出来ずに情報の渦に巻き込まれてしまうというものでした。これが書かれたのはおそらく1960年代だと思います。まだインターネット情報がどうだとか全く夢にも思わない時代でした。コンピューターはありましたが、それはテープに穴開きの情報が打ち出されるという、それはもう前々時代の遺物のようなものです。そしてこの話の登場人物は絶え間なく出てくる大量のテープに絡まって動けなくなってしまうのです。
今のネット社会を思うと必ずこの話を思い出すのですよね。微々たる情報やらツイッターやら、ホントにどうでもいい情報が多すぎると思う昨今です。そしてそれらに振り回される人たち。
作品が書かれた時代を思うと作者の想像力というのがどれだけすごいかを思い知るのです。で、本取っておけばよかったなあと、改めて後悔><。
絶版だと知ると逆にどうしても読みたくなり、中央図書館にある一冊を借りようと今日はテクテクの代わりに図書館へ行ってきました。
そのかわり少し歩くことにして、乗換駅から向かって中央図書館へ。歩くのはたまにテクテクしている川沿いの遊歩道です。ここをおよそ1.5キロ20分足らずで行きました。相変わらずのフワフワ感なので時折吹いてくる風が気になりましたが無事到着。
図書館で散々探し回った挙げ句見つからず、係の人に聞くと書庫に保管してありますとのこと。つまり古すぎて書棚には並べられない^^;。
出てきたものは1973年の初版でした。そしてページの最後には貸出カードを入れる封筒の中に貸出カードが残っていました。もうすっごく懐かしい感じです(笑)。焼け付いた色のページが時代を語ってました。
ちなみに、手元にあったのは80年になってから再販した文庫本(それもすでに絶版です)。
その後、もう一つの図書館へ向かいました。今度はいつも利用する北口図書館です。道路沿いを調子よく歩ていましたが、思ったよりも距離がある^^;。
後で調べたら4キロ半ほど歩いていました。途中で100均ショップに寄ったりと寄り道もあったので余計そう感じたのでしょう。
北口図書館でも一冊借りて、ついでにウォーキングの本も一冊適当に手にして借りてきました。
結局、初めの駅を出てから帰りの電車に乗るまでおよそ2時間半。移動距離は6キロほどですが、かなり疲れました。もしかしてテクテクよりも疲れたかもしれません^^;。
運動したというほどでもないと思うけど、お疲れ様でした。


じわじわと気圧計の数値が下がり続けています。
その分だけ雲が分厚くなっているのだろうなあと外を見て思うのです。
今日も読書日和?
神社の本を半分ほどまで進みましたが、なかなか興味深いです。
国内にある有名な神社(八幡、天神、稲荷、伊勢、出雲など)を取り上げて、そこに祀られている神様などを歴史的な文献や考察を交えて書いてあるのですが、一面ではまるで平安時代までの歴史の勉強のようです。歴史の勉強なのですが、記録されたものとして残されているものが少ない神社の変遷を歴史の記録から読み解くというのも含まれています。文化風習、あるいは当時の人の考え方がそこに垣間見られるのも面白い^^。奈良平安のころの神仏習合というのがこういう事なんだというのを改めて認識させてくれました。
奈良時代以前のことは考察がはいるのですが、そこに日本古来の信仰としてアニミズムが関わってるのだろうと読んでいて思い当たる事がいくつもあります。
折しも同じ時に借りたこの辺りの古代史にもそいった信仰の話が書かれていますので、上手く繋がった感じです^^。
それにしても、外来文化をどれだけも取り込んで自分たちの文化の一つに加えていくという日本的な文化の受け入れ方というのがこの時代(おそらく古来)から合ったんですねえ。神仏習合もその一つ。
その結果神社に祀られている神様も日本の神話のものだけではなく、半島や大陸、はてはインドから渡ってきた神様なのだというのが驚きでした。他にも記紀の神様ではない人(天神様=菅原道真)とか、本体はわからないけど、いつの間にか日本神話を取り込んだ神様とか(笑)。
まだまだ知らないことが山程あるんだなあ。(ここ最近でこう思ったのは二度目?)
今年に入ってから歩きでこの近辺をアチラコチラ行ってますが、前にも画像を載せた越木岩神社の巨大な岩も神社のルーツに繋がるところなんだなと考えてみたりしながら読んでいます。
その分だけ雲が分厚くなっているのだろうなあと外を見て思うのです。
今日も読書日和?
神社の本を半分ほどまで進みましたが、なかなか興味深いです。
国内にある有名な神社(八幡、天神、稲荷、伊勢、出雲など)を取り上げて、そこに祀られている神様などを歴史的な文献や考察を交えて書いてあるのですが、一面ではまるで平安時代までの歴史の勉強のようです。歴史の勉強なのですが、記録されたものとして残されているものが少ない神社の変遷を歴史の記録から読み解くというのも含まれています。文化風習、あるいは当時の人の考え方がそこに垣間見られるのも面白い^^。奈良平安のころの神仏習合というのがこういう事なんだというのを改めて認識させてくれました。
奈良時代以前のことは考察がはいるのですが、そこに日本古来の信仰としてアニミズムが関わってるのだろうと読んでいて思い当たる事がいくつもあります。
折しも同じ時に借りたこの辺りの古代史にもそいった信仰の話が書かれていますので、上手く繋がった感じです^^。
それにしても、外来文化をどれだけも取り込んで自分たちの文化の一つに加えていくという日本的な文化の受け入れ方というのがこの時代(おそらく古来)から合ったんですねえ。神仏習合もその一つ。
その結果神社に祀られている神様も日本の神話のものだけではなく、半島や大陸、はてはインドから渡ってきた神様なのだというのが驚きでした。他にも記紀の神様ではない人(天神様=菅原道真)とか、本体はわからないけど、いつの間にか日本神話を取り込んだ神様とか(笑)。
まだまだ知らないことが山程あるんだなあ。(ここ最近でこう思ったのは二度目?)
今年に入ってから歩きでこの近辺をアチラコチラ行ってますが、前にも画像を載せた越木岩神社の巨大な岩も神社のルーツに繋がるところなんだなと考えてみたりしながら読んでいます。
