ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。
「ホワイトラビット a night」 伊坂幸太郎 新潮社 2017/9/20 発行
新潮社HPより:仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。
感想:図書館で適当に手に取って、内表紙の文言を見てほとんどどんな内容なのか全くわからないままで借りた本だった。
簡単にいうと、泥棒と人質立てこもり犯と警察が出てくる物語。
ただ、物語の中で語り手の視点があちらこちらに変わる。
視点が飛ぶと時系列も少し戻って、進行形の物語の裏で何が起きているのかが語られる。
そしてその都度、ネタバラしというか、物語を頭のの中で組み立て直していかなくてはいけないのが面倒くさいといえば面倒。
しかし読み終わって見ると、うまくまとめられてる。
なんだかうまーく丸められた気になってしまった(笑)。
話の中にオリオン座が出てきて、この話の伏線にもなっているのが面白かった。
オリオン座にはアルデバランという一等星があって、それがもしかしたらすでに爆発しているのではないかということが書かれてる。星が好きな人だともう当然知ってる話だ。
アルデバランは640光年の距離にあるので、もし爆発が見られたとしてもそれはすでにも640年前に終わってることだ。
そんな長い長い年月の星の世界に比べると・・・
「星の一生に比べれば、わたしたちの人生なんて、ほんと一瞬だけど」
生まれてすぐ死ぬんじゃなくて、その間に色々あるんだ・・ということが書かれてある。
人間の一生なんて短い。でもその中には本当に宇宙よりも広大な心が広がってるんだよ。
そんなことが書かれていた。
この一文を読めただけでもこの本を読んで良かったと思った。
そしてこの物語全体を振り返ってみたら、そういうことが描きたくてあちこち飛び回っていたんだろうなとも思えた。
ちなみに紹介文に出ていた「あの泥棒」というのが誰なのか他の作品を読んでいないのでわからなかったが、別の作品にこの小説の登場人物が出ているというのは推測できる。
それがなんという作品なのか?
しばらく探してみようかな?
以上
新潮社HPより:仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。
感想:図書館で適当に手に取って、内表紙の文言を見てほとんどどんな内容なのか全くわからないままで借りた本だった。
簡単にいうと、泥棒と人質立てこもり犯と警察が出てくる物語。
ただ、物語の中で語り手の視点があちらこちらに変わる。
視点が飛ぶと時系列も少し戻って、進行形の物語の裏で何が起きているのかが語られる。
そしてその都度、ネタバラしというか、物語を頭のの中で組み立て直していかなくてはいけないのが面倒くさいといえば面倒。
しかし読み終わって見ると、うまくまとめられてる。
なんだかうまーく丸められた気になってしまった(笑)。
話の中にオリオン座が出てきて、この話の伏線にもなっているのが面白かった。
オリオン座にはアルデバランという一等星があって、それがもしかしたらすでに爆発しているのではないかということが書かれてる。星が好きな人だともう当然知ってる話だ。
アルデバランは640光年の距離にあるので、もし爆発が見られたとしてもそれはすでにも640年前に終わってることだ。
そんな長い長い年月の星の世界に比べると・・・
「星の一生に比べれば、わたしたちの人生なんて、ほんと一瞬だけど」
生まれてすぐ死ぬんじゃなくて、その間に色々あるんだ・・ということが書かれてある。
人間の一生なんて短い。でもその中には本当に宇宙よりも広大な心が広がってるんだよ。
そんなことが書かれていた。
この一文を読めただけでもこの本を読んで良かったと思った。
そしてこの物語全体を振り返ってみたら、そういうことが描きたくてあちこち飛び回っていたんだろうなとも思えた。
ちなみに紹介文に出ていた「あの泥棒」というのが誰なのか他の作品を読んでいないのでわからなかったが、別の作品にこの小説の登場人物が出ているというのは推測できる。
それがなんという作品なのか?
しばらく探してみようかな?
以上
PR
「本と鍵の季節」 米澤穂信 集英社 2018/12/10
集英社HPより:
図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語
堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!!
感想:久しぶりに米澤穂信の本を手に取った。
高校生が主人公の短編集(6作)になっていて、読み易い。
推理ものだが殺人事件などは出てこない。
高校生が日常でふとした疑問やトラブルを解決する話。
この流れだと、同じ作者の「氷菓」シリーズがあって、そちらのほうはかなり面白く読んだ。
ただ、このシリーズは、全体的にシニカルな感じがする。
それは登場人物のキャラクターに掛かってそう感じるのかもしれない。
過去に読んだ米澤穂信の長編のいくつかの作品にも出てきそうな雰囲気のキャラクターに近いのかな。
加えて、それぞれの話の終わり方が、決して「よかったですね〜」ではないのもシニカルさを感じる一因なのだろうなあ。
続編が出ているようだが、さっと読めるので、そのうち時間をみて読もうかな?
以上
集英社HPより:
図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語
堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!!
感想:久しぶりに米澤穂信の本を手に取った。
高校生が主人公の短編集(6作)になっていて、読み易い。
推理ものだが殺人事件などは出てこない。
高校生が日常でふとした疑問やトラブルを解決する話。
この流れだと、同じ作者の「氷菓」シリーズがあって、そちらのほうはかなり面白く読んだ。
ただ、このシリーズは、全体的にシニカルな感じがする。
それは登場人物のキャラクターに掛かってそう感じるのかもしれない。
過去に読んだ米澤穂信の長編のいくつかの作品にも出てきそうな雰囲気のキャラクターに近いのかな。
加えて、それぞれの話の終わり方が、決して「よかったですね〜」ではないのもシニカルさを感じる一因なのだろうなあ。
続編が出ているようだが、さっと読めるので、そのうち時間をみて読もうかな?
以上
「十戒」 夕木春央 講談社 2023/8/7 第一刷発行
講談社HPより:浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
感想:どんどん引き込まれる感じで読み進めてしまった。気が付いたら読み終えていた。
この人の書き方なのか、とても読みやすいし、その分ひきこまれる。
ネタバレは書かない方針だが、途中でこの人が犯人じゃないかと推測できた。
けど、何のためにこんな事件になったのか、その理由は最後までわからない。
それがちょっと残念かな。でも、それは必要なことではないのかも知れない。
それより、この物語の生き残った登場人物たちがこの後どうなるのだろう。
もう物語はここで終わりなのに…。と余計な心配をしてしまうのだった。
うーん、この感覚って何なのだろう?
以上
講談社HPより:浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
感想:どんどん引き込まれる感じで読み進めてしまった。気が付いたら読み終えていた。
この人の書き方なのか、とても読みやすいし、その分ひきこまれる。
ネタバレは書かない方針だが、途中でこの人が犯人じゃないかと推測できた。
けど、何のためにこんな事件になったのか、その理由は最後までわからない。
それがちょっと残念かな。でも、それは必要なことではないのかも知れない。
それより、この物語の生き残った登場人物たちがこの後どうなるのだろう。
もう物語はここで終わりなのに…。と余計な心配をしてしまうのだった。
うーん、この感覚って何なのだろう?
以上