ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。
「ぐるぐる猿と歌う鳥」 加納朋子 講談社 2007/7/25発行
講談社HPより: 父の転勤で北九州の社宅へ引っ越して来た高見森(たかみしん)。
同じ社宅に住む子どもたちと仲良くなるにつれ、彼らがある秘密を共有していることに気づく。
そして「パック」と呼ばれる謎の少年には、ある役割があった――。
理不尽な想いを抱える仲間を守り、仲間に守られながら生きる少年少女たちの、清々しく明るい物語。
感想:「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」という講談社が設けたシリーズの中の一冊。
少年少女とあるように、文字も大きくて子どもが読みやすいようにルビを振ったり、
挿絵が昔風のものだったりと懐かしいような造りになっている。
本の内容も、10歳の少年高見森が主人公で、主な登場人物も小学校の子どもたち。
ということで子供向けの本にも思えるのだけど、
物語の造りはとてもしっかりしているし、
随所にちりばめられた伏線やミスリードを誘うような伏線。
そしていくつもの小さな推理が面白い。
それらにつられてどんどんと読み進んでしまう。
ちなみにぐるぐる猿と歌鳥というのはナスカの地上絵のそれらを指してる。
それがどうやってこの話に関係してるのかの流れもよく考えてあるなあと感心した。
そして最後の最後で物語冒頭の事件の顛末が明かされる。
そのどんでん返しに久しぶりに「あ~、やられた^^;」と思ったのだった。
やっぱり加納朋子の、こういう日常にまぎれた推理ものは面白い^^。
以上
講談社HPより: 父の転勤で北九州の社宅へ引っ越して来た高見森(たかみしん)。
同じ社宅に住む子どもたちと仲良くなるにつれ、彼らがある秘密を共有していることに気づく。
そして「パック」と呼ばれる謎の少年には、ある役割があった――。
理不尽な想いを抱える仲間を守り、仲間に守られながら生きる少年少女たちの、清々しく明るい物語。
感想:「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」という講談社が設けたシリーズの中の一冊。
少年少女とあるように、文字も大きくて子どもが読みやすいようにルビを振ったり、
挿絵が昔風のものだったりと懐かしいような造りになっている。
本の内容も、10歳の少年高見森が主人公で、主な登場人物も小学校の子どもたち。
ということで子供向けの本にも思えるのだけど、
物語の造りはとてもしっかりしているし、
随所にちりばめられた伏線やミスリードを誘うような伏線。
そしていくつもの小さな推理が面白い。
それらにつられてどんどんと読み進んでしまう。
ちなみにぐるぐる猿と歌鳥というのはナスカの地上絵のそれらを指してる。
それがどうやってこの話に関係してるのかの流れもよく考えてあるなあと感心した。
そして最後の最後で物語冒頭の事件の顛末が明かされる。
そのどんでん返しに久しぶりに「あ~、やられた^^;」と思ったのだった。
やっぱり加納朋子の、こういう日常にまぎれた推理ものは面白い^^。
以上
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「猫を処方いたします2」 石田 祥 PHP文庫 2023/11/21
PHP文庫の紹介より:
京都市中京区、薄暗い雑居ビルにある「中京こころのびょういん」。評判を聞きつけ、メンタルの悩みを持った人々が訪れるが、そこで処方されるのは薬ではなく、なんと本物の猫だった!
彼氏との関係に悩む女子大生、妻に先立たれた老人、保護猫センターで働く男……。「処方猫」と過ごす時間によって、患者達の心の傷は少しずつ癒えていく。一方、猫を処方する”ニケ先生”には何か秘密があるようで――? 猫と人の絆を描いたシリーズ第二弾!
感想:シリーズ第二弾。相変わらずのお約束の展開の中に少しずつニケ先生の秘密が見えてきて、この先どうなるのかなと思ってしまう。
登場人物もニケ先生の周囲の人が現れるようになっていて、何かしら近々大きな展開があるのか?それともこのままのパターンなのか?
それはこの後のお楽しみなのだけど、まあ、安心してお話の中に入っていけるというのはとても良いなあと思うのです。
さて次はどうなるんだろう^^。
以上
PHP文庫の紹介より:
京都市中京区、薄暗い雑居ビルにある「中京こころのびょういん」。評判を聞きつけ、メンタルの悩みを持った人々が訪れるが、そこで処方されるのは薬ではなく、なんと本物の猫だった!
彼氏との関係に悩む女子大生、妻に先立たれた老人、保護猫センターで働く男……。「処方猫」と過ごす時間によって、患者達の心の傷は少しずつ癒えていく。一方、猫を処方する”ニケ先生”には何か秘密があるようで――? 猫と人の絆を描いたシリーズ第二弾!
感想:シリーズ第二弾。相変わらずのお約束の展開の中に少しずつニケ先生の秘密が見えてきて、この先どうなるのかなと思ってしまう。
登場人物もニケ先生の周囲の人が現れるようになっていて、何かしら近々大きな展開があるのか?それともこのままのパターンなのか?
それはこの後のお楽しみなのだけど、まあ、安心してお話の中に入っていけるというのはとても良いなあと思うのです。
さて次はどうなるんだろう^^。
以上
「神様のビオトープ」 凪良ゆう 講談社タイが 2017/4/19
講談社HPより:
☆☆☆祝 『汝、星のごとく』2023年本屋大賞受賞!☆☆☆
講談社HPより:
☆☆☆祝 『汝、星のごとく』2023年本屋大賞受賞!☆☆☆
「幸せ」のあり方を問う作家・凪良ゆうの原点がここに!
"世の中は秘密だらけで、それでもなんの不都合もなく回っている"
誰かに迷惑さえかけなければ
いろんな幸せのかたちがあってもいい。
それが歪なものなのかは誰にも決められない。
だってその人にぴったり合えばそれはもう歪なものではなくなるから。
どうしてもこの本を読んで欲しいーー紀伊國屋書店梅田本店 小泉真規子
夫の幽霊と暮らすうる波を取り巻く、秘密を抱えた彼ら。
世界が決めた「正しさ」から置き去りにされた人々へおくる救済の物語。
裏表紙より:
うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。
感想:もともとこの本を読んでみたくて図書館で予約していたのだが、
なかなか回ってこなくて、先に別の作品を読んでいた凪良ゆうの本3冊目。
あらすじは裏表紙に描かれた通りだし、内容もHPの紹介にあるので気になったところだけ。
まず、死んだ夫の幽霊と一緒に暮らしている、と作品には書いてあるんだけど、
主人公の「うる波」の主観だけで書かれているので本当にそうなのか、
読み手には判別が付けられない。
うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。
感想:もともとこの本を読んでみたくて図書館で予約していたのだが、
なかなか回ってこなくて、先に別の作品を読んでいた凪良ゆうの本3冊目。
あらすじは裏表紙に描かれた通りだし、内容もHPの紹介にあるので気になったところだけ。
まず、死んだ夫の幽霊と一緒に暮らしている、と作品には書いてあるんだけど、
主人公の「うる波」の主観だけで書かれているので本当にそうなのか、
読み手には判別が付けられない。
亡くなったショックで、そう思い込んで行動してるだけなのかもしれない。
作品は四つの小編と、プロローグエピローグで構成されている。
それは前に読んだ「すみれ荘・・」や「私の美しい庭」と同じような形式だなと思った。
これがこの人のスタイルなのかな。
おはなしは面白いとは思ったけど、読み終わってなんだか切なくなってしまった。
確かにいろんな幸せの形があるだろうし、世界の正しさに沿う必要もないと思う。
その点については確かにそうだと思うのに、読み終えて本を閉じた後、哀しくなった。
それはどこかに諦め感じられるからかもしれない
諦めでも本人が幸せなら良いのかもしれない。
そう思うことで救われるのなら良いのかもしれない。
でも自分的にはちょっと違うと思えたのなあ。
諦めがあっても構わない。
でもそれが後ろ向きに感じられるのが哀しいと感じられるのかな?
まあ、大きなおせっかいだ、人の事は放っておいてって言われそうだけど(笑)。
以上。
作品は四つの小編と、プロローグエピローグで構成されている。
それは前に読んだ「すみれ荘・・」や「私の美しい庭」と同じような形式だなと思った。
これがこの人のスタイルなのかな。
おはなしは面白いとは思ったけど、読み終わってなんだか切なくなってしまった。
確かにいろんな幸せの形があるだろうし、世界の正しさに沿う必要もないと思う。
その点については確かにそうだと思うのに、読み終えて本を閉じた後、哀しくなった。
それはどこかに諦め感じられるからかもしれない
諦めでも本人が幸せなら良いのかもしれない。
そう思うことで救われるのなら良いのかもしれない。
でも自分的にはちょっと違うと思えたのなあ。
諦めがあっても構わない。
でもそれが後ろ向きに感じられるのが哀しいと感じられるのかな?
まあ、大きなおせっかいだ、人の事は放っておいてって言われそうだけど(笑)。
以上。