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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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「はるひのの はる」 加納朋子 冬幻舎 2013年6月発行

帯より:遠い遠い未来でいい。あの人に出会えるならいつまでだって待っていられるー。
ある日、僕の前に「はるひ」という女の子が現れる。「未来を帰るために助けてほしい」と頼まれた僕は、それから度々彼女の不思議なお願いを聞くことになり・・・

「ささら」シリーズ 「ささや さら」「てるてる あした」に続く第三弾。
今回の主人公は「ささや さら」でまだ赤ん坊だったユウスケ。そのユウスケが大きくなっていく途中で「はるひ」と言う女の子が現れる。
それぞれの章の中心人物の物語の中、ユウスケが中心人物の前に現れる形で関わっていく。それらが最後、ユウスケが高校生になった時の事件でそれまでの章が繋がっていくと言う構成になっている。

結局この「はるひ」とは誰だったのか?と言うのが最後の謎になっていて、今までのシリーズを日機継ぐユウスケの亡くなった人が見えると言う力が物語の鍵になっている。

第一弾、第二弾から少し時間が経った後にかかれたからなのか?構成がとても複雑になっていてまるで別々のお話の短編のようにも感じられるのに、最後で繋がっている。
しかも最終章だけ前後編に分かれていて、前編と後編でまるっと切れているので、読んだに少し混乱してしまったが、後半の最後でその意味がわかる。かなり手の込んだ作りだなあと思った。

この作品で「ささや」シリーズが完結。ユウスケも成人して結婚すると言うのが終わりなのがちょっと残念かな。それまでシリーズに出てきた人たちがもっと登場して欲しかった。
まあ、それでもきちんと描き切った感じの完結編だったと思う。
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今日も朝から強烈な日差しになってます。
この夏は異常な酷暑だったそうですが、体感的には夏はまだ終わってないんだよねえ。

昨日の日中も暑さからなのか、体が重くてダラダラとしていました。

で、新たに借りた「愛なき世界」をパラパラとめくっておりました。
感想と言うほどではないんですが・・
最後の方に主要参考文献のリストが載ってまして、植物関係の本だけで15冊。
このリスト、読んでみたいなと思う本がたくさんでそれだけでワクワクしてしまいました。

中身は446ページもある分厚い作品ですが、ちょこっと読んでみてとても面白いです。
面白いというか、興味深くて、読み進めるのが「もったいない」程です(笑)。
なので少し読んではページを閉じて余韻を味わい、また少し読んでと言う具合に読んでます。

読んでしまうのがもったいないと感じる本は久しぶりです。

読まなくちゃどんな話かわからないはずなのだけど、
ごく稀に少し読んだだけのところで読み終えるのがもったいなく思える本に出逢います。
読み終えて面白かった〜ではなくて読みかけでそう思えるのは理屈に合わない。

でも自分ではそれがしっかりとした感覚なのも不思議です。
だからといって、不思議な力があるとかじゃないでしょう。
そもそもそんな力があったところで生活に役立つものでもないでしょ(笑)。

それは先入観とか思い込みからなのかもしれませんが、
そうして読み終えてみるとやっぱり面白いのも確か。

それとその感じを楽しでいられる自分がいるのも確か。

稀な出会いだから余計に楽しいのかもしれないなあ。
勿体無いけど、今日も少しずつ読んでいきましょう。

では良い一日になりますよう。
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「てるてるあした」 加納朋子 幻冬舎 2005年5月発行 

あらすじ:(Wikiより)
十五歳の雨宮照代は両親の作った借金のために進学をあきらめて、夜逃げを余儀なくされた。両親と別れて佐々良という小さな町を一人訪れた照代は鈴木久代と言う遠い親戚にあたる女性と暮らすことになる。その夜、母から与えられた携帯電話に一通のメールが届く。
以下追加 その後、佐々良の住人との出会いそして、久代の家に現れる幽霊との関わりを通して照代は成長しこの町の高校に入学を目指して勉強を始めたのだった。

感想:
主人公は照代だが、前作の「ささやさら」の登場人物、さら、息子のユウスケほか三人のおばあさんたちが色々なところで何かを示すので、前作を読んでからの方が楽しめるかな。

ひとつだけ感想を書いておく。
この作品、途中まで読んでいると久代の言動が単に厳しいだけではなく、それらが深い意味を持っている事、そしてそれに気付かない照代に切なくなってしまう。
最終章まで行く前、半分くらい読んだ辺りから少し顛末が想像できるようになり、ウルウルきてしまったのでした。^^;
でも、最後の最後で、照代がこの先なんとかこの町で頑張っていくのが見えてホッとします。

作中で気に入ったセリフ。幽霊が見えたと言う照代に久代が言った言葉。
「あんたは何でも、はっきり説明されなけりゃ気が済まない性分みたいだね。だけどね、世の中吉のt言葉にできることばっかりじゃないんだよ。目に見えないもの、触れないもの、説明しようのないものってのは、実際にあるんだ。それを無理矢理言葉にしてみたところで、物事の本質とずれてしまうのが関の山さ。自分自身の気持ちだって、言葉にした途端、何か別のものに変わっちまう。言葉なんて、無力なもんさね。あんたが見たものにしたってそうさ。そこであれこれ言って、それで何になる? それは確かにいたんだろう。だけど、それについてぴいぴいぎゃあぎゃあ騒ぐだけ無駄ってもんさ。そんなことよりはあんた、もっと大事なことがあるだろうに」

その時々の状況に振り回されて自分がやるべき事を見逃してはいけないのだ、だってあんたの時間はかぎられてるんだから。
きっとこれは歳を取ったからこの言葉が実感できるんでしょう。

うん、自分が大事なことをきちんと見据えて限られた時間を生きていこうと思わせてくれた作品でした。
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