忍者ブログ

ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

entry_top_w.png
雲の向こうから薄い日差しが出ています。
今日は一日こんな天気なのかな?

少しずつ蝉の声が増えてきたようです。
まだまだ本格的ではありませんが、もう半月もすれば耳鳴りを掻き消す程うるさくなるんでしょうねえ。

昨日のお勉強は気分転換を兼ねて古典(方丈記)を中心にやりました。
今期の方丈記と徒然草の講義を通して思ったのは、この古典文学に出てきた場所に行ってみたいなあということです(笑)。
古来の歌枕の旅ではありませんが、そういう場所に立ってみたいと思う気持ちは同じなのかなと思ったり。
方丈記の作者、鴨長明は下鴨神社に縁のある人物ですからまずは下鴨神社ですね。一度訪れた時はさほど鴨長明に興味がなかったのであまり気に留めなかったのですが、同じ境内に摂社の河合社があり、鴨長明はここにいたということ、そしてこの社のそばに方丈の庵が復元されて置かれているそうですが、ぼんやりとスルーしてしまってました。
次はしっかりと見てみたいと思うのですが、まあこのオーバーツーリズムのご時世です。京都にはおいそれと立ち寄れないなあ。

それと京都の伏見区の日野山に長明が方丈の庵を作って過ごしていたという場所がありますが、そこも行ってみたいと思います。そこから山を越えて大津や石山寺にも行っていたということですので、その辺りももう一度行ってみたいものです。

それと場所は変わりますが、頭の福原遷都跡も巡ってみたいと思います。ここも方丈記に出てきて、実際に長明が訪れてあとをみたと伝わっています。こちらの方が行きやすいかな。
暑さがマシになったら是非行ってみたいものです。

これではどこへ行こうかの計画のようですが、そういうことを絡めて色々と覚えていこうというお勉強時間でした。こういうのは単に記憶するだけよりもずっと楽しいですね。

このあとまだ徒然草でも同じようにあれこれと行ってみたいリスト作り、じゃなくてお勉強を続けなくてはいけません(笑)。

ということで今日も良い一日になりますよう。
暑さが続くので水分補給を忘れずにね。
PR
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
夏への扉 ハインライン ハヤカワSF (2020年版 元は1956年)

裏表紙より:ぼくの飼い猫ピートは、冬になるときまって『夏への扉』を探しはじめる。家にあるどれか一つが夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年2月、ぼくもまた『夏への扉』を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは失ったものを取り戻すことができるのか。

感想あれこれ:
再読のはずなのだけど内容を随分と忘れてしまっていた。初めの数十ページはなんとなく覚えてたので、ダラダラと読んでいたが展開がいかにも古い時代だなあと思ったりしていた。
多分以前読んだ時はそこまで思わなかったと思う。でも今回は、送りこまれたという2000年だってとっくに過ぎていて、主人公の発明品にしても実際に連想させるような品もできているという時代になっているんだなあ、と改めて思ってしまった。
後半に入ると急展開するのでそこからがなかなか面白くて一気に読み終えてしまった。

この作品の初版が1956年。今から70年近く前のことだ。当時の人が70年をどう見ていたのかそして2000年は遙か遠い未来だったのだろう。
そう思うとあれこれ合わせて遠くへ来たもんだなあって感じもする(笑)。

もしかしたらまた何年か後に読み直してるかもしれない。
その時また内容を忘れていたらどうしましょう^^;。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

カーテンコール 加納朋子 新潮社 2017年発行

帯より:
幕が下りた、と思ったその先に、本当の人生が待っていた。

閉校が決まった萌木女学園。
私達はその最後の卒業生、のはずだったーー。
「ワケあり」
の私達に与えられた半年の猶予。ただし、外出、ネット、面会、全部禁止!
これじゃ軟禁生活じゃない!!

補足:上の帯よりはできるだけ帯に書いてある通りに一部フォントを大きくしたり色を変えてみた(笑)。

感想:短い作品の作品集かなと思って読み始めたら、実は6つの章からなる連作で一つの作品。実は、一番初めの章にあたる作品がまるで女学園とは関係ないような展開で始まっていて、しばらくそれがどんな意味なのかわからないまま進んでいく。
ところがこれが推理小説にある叙述トリックで、その章の途中でどんでん返しがある。そこからこの話がスタートするのだが、このトリックで一気に引き込まれて続けて読み切ってしまった。

う〜ん、自分って単純だなあ^^;。


それにしても、加納朋子が取り上げる作品の題材は色々と面白い。現代ならではの問題や、専門的なことも取り上げている。
今回の作品では心の問題、心の病やら在り方というのものが主だ。それらを抱えても尚且つ少し前に向けるようにと校長の思惑が見え隠れする。そして最後がこの学校を閉鎖することになった校長の思いが描かれている。ここにも叙述トリックがあって、読み終えてホッとするのだ。

2017年の発行ということなのでそろそろ10年ほど前の題材なのだろうけど、人の心はいつになってもそう大きくは変わらない。今でも十分ホッとできる作品だと思う。
entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[18]  [19]  [20]  [21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28
plugin_top_w.png
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
ちゃとら
性別:
非公開
職業:
趣味:
音楽
plugin_bottom_w.png
Copyright ちりぬるをわか by ちゃとら All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ
忍者ブログ [PR]
アクセスカウンター