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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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さて図書館から借りてきたクリスティの本で、一冊だけ残っていた「魔術の殺人」を読み終えた。

いつものことで、なんとなく犯人はわかったがトリックが分からない。最後まで読んで、ああ、あの時の描写はそういうことだったのか、と思い返す。
まあ、他の作品に漏れず、イギリス人はどうだ、イタリア人は、アメリカ人は、とお国柄の記述が気を引くのだが、そこはおいといて、面白いことは間違いない。
犯人の特定を混乱させるための複線的な一つの問題がラストでハッピーエンドになっていたので、なんとなく良かったな~という気分にさせる。

この作品は探偵役がミス・マープル。何冊かミス・マープルのシリーズを読んでみて思ったのは、作品の中における時系列でシリーズを読んでいったほうがより楽しめたのだろうなということ。適当に目についたものから読んでいたので、以前にでてきた登場人物がひょっこり現れてきても誰のことかな?と疑問符がついたままになってしまうからねえ。

今回の作品もだけど、クリスティの作品の中では事件の解決と法のもとの裁きは一緒ではないことを改めて感じた。一番すごいと思ったのは、少し前に読んだポアロ最後の事件の「カーテン」だったが。この作品もその一つで、事件は解決したけど犯人は裁かれる前に死んでしまいました、というエンディング。これ以外でもいくつもの作品の中で此のパターンが出てくる。

5月の中旬から2ヶ月半ほどで19冊を読んできたが、ひとまずクリスティはここで一旦お休みにしよう。いろいろな作品を読むのは面白かった。また気が向いたらクリスティの本を探してきて読みましょ^^。
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何年か前からコーヒーも飲むようになった。
それまでは紅茶一辺倒だったのだけど、いろんな理由があってコーヒーもいいかなと思ったのだ。

紅茶だと茶葉に合うと思えば砂糖、ミルクを入れるが、コーヒーには砂糖もミルクも入れない。だいたいインスタントコーヒーなのでこだわっても仕方ないと思っていた。
それと買っているインスタントコーヒーが水で淹れてもいいので、夏場はお湯を沸かす手間と熱量が省けるのも便利なところ。(流石にその中に氷を入れると身体が冷えてしまうので氷はパス)

で、ごく最近になって市販の缶コーヒーなども飲むようになった。それで気が付いたのだが、自分が家で飲んでるコーヒーってむちゃくちゃ薄いのだ(笑)。茶さじ一杯分で140mlとかなんかそんな量を使うらしいのだけどその倍ほどの大きさのマグカップで、茶さじ三分の2程しかコーヒーを入れなくて、市販のものと飲み比べると薄いんだなあと改めて思った。いや、少しは薄いだろうと以前から思ってはいたが^^;。

これじゃ濃い麦茶とあまり変わらないのか?その連想で昔読んだ本に、コーヒーを飲みたい幼い子供に母親が麦茶に砂糖とミルクを入れて「コーヒーよ」と飲ませた、というのがあったんだけどそれを思い出した。
麦茶だってコーヒー豆だって(その他のコーヒー代替品だって)焙煎してるという点に於いては変わらないんだよねえ。炒った香りも味わいの一つなのだなあ。

と書きつつ、今も麦茶のような、ぬるくて薄いコーヒーを飲んでいるのだ。
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梅雨に戻ったような雨の降る蒸し暑い天気。身体のあちらこちらがだるくて、頭もぼんやり。

う~ん、どうやらクリスティの本を読む気も一段落したようだ。次に何かを借りようという気持ちが薄らいできた。頭ぼんやり・・で、そういう気分じゃないとも言えるのかも(笑)。

多分、なのだけど、自分は作者で本を選んではいけない人なのだろう。特定の作者の本が全部自分の好みになる人も結構いる。そういう人はその作者が書いているというのが本を選ぶ選択肢なんだろう。まあこれは本だけではなく色んなものでも同じ。例えば音楽でもこのミュージシャンが作ったから、あるいはクラシックでこの作曲家だから好きという人は多い。
けど、自分の場合は誰が書いているかよりも、何が書かれていたかを読み終えてから好きか嫌いかを考える。その結果、一人の作者の本(あるいは特定のミュージシャン)を読み(聞き)続けることが途中で止まってしまうこともある。
作る側も人なので、変わっていくだろうし、受け取る側も人なので変わっていっても不思議じゃないとは思うんだけど。

昔聞いた話では、ブランドロイヤルティというのがあって(特定の品を継続的に使用している人の嗜好を指す言葉)、ブランドで品を決める人は多い。そんなのも一緒なのかもとふと思い出したりする。同じ、物を作るにしても、個人が作るものは受け取る側の好みに合う合わないで良くも悪くも見えるが、企業が作るものは品質を劣化させる方向で作るとは考えにくい。そこが違う点なのかな?
余談余談。

で、話を本に戻すと、じつは図書館で「これ」という本を見つけるのはなかなか難しいんだ。欲しい本が判っているときは検索したり、予約したりで便利なんだけど、なんとな~く読みたいなという気分の時が一番難しい。沢山の本棚の上から下までの背表紙を眺めるのはなかなか疲れる。手にとって見てパラパラとめくるの本も多くはない。そうして時間を費やしても「これ」と思うものは更に少ない。偶然に手にした本が、自分に合っている確率はかなり低いのだ。

ある意味で、わがままな人なんだろうなあ(笑)。
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