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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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「わたしの美しい庭」 凪良ゆう ポプラ社 2019/12/2発行

ポプラ社のHPより:<内容紹介>
小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。
百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。
三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。
地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。
悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるが――

感想:ちょっと変わった場所に住んでいる人々の日常の話か、ま、ありそうなと思いな読み始めた。
しかし少し違っていて、登場人物が、普通のように見えて、実はちょっと変わってるところからはじまる。続くそれぞれの章でそのひとwが失ったもの(人や仕事など)が語られ、そこからはなれられない故の生きづらさを抱えている。
そういった生きづらさが少し解き放たれて、自分を手に入れ始めるという物語だった。

それは特別な人だけでなく、誰しも同じなのかもしれない。

で、ここでの「失われた」というのは恋人だったりするわけで、各章でそれがなぞられてゆく。それがLGBTやら世間的な出来事やらで、そこにラインだったりが当たり前のように出てくるのが今らしい現代感なのかな。

まあ読みやすいお話だなと思ったが最後の登場人物の章「兄の恋人」で、それまで出てきた人たちが総出で、この章の主人にかかわることになる。
ここではうつになって仕事を辞めた登場人物が出てきて、その生きづらさが重い。でもそれを救うような登場人物たちのやり取りの中、少し自分を取り戻すようになる。そこで少しウルっと来てしまった。^^;

P270 統理が百音に「失うことやもってないことで得られるものもあるんだ」と話す場面があるが、この物語すべてはこの一言に凝縮されているのかもしれない。
うん、読み終えてみたら面白かったので、機会があれば同じ作者の本を読もうかとも思ったのでした。

以上
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