ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

昨夜は時折激しい雨が降っていたが、朝になってみると薄日が射している。
その分湿った空気が漂っているのがねっとりした感じだなあ。
さて青ざめた馬。
なんとなく集中力に欠けてきた。
少し読んでは本を置き、なにか考えるでもなくまた本を開き。
今までのクリスティの作品とは少し違う感じがするのは、何故だろう。
描かれている年代が違うから?シェイクスピアの香りがするから?
どうなのか分からない、けれどもなにかが違う。
どこがどう違うのか文字に出来たら、それはきっとクリスティを読み込んだということになるのかもしれない。
でも今は何かが違うとしか分からない。
もしかしたら天気が今ひとつだから?
とりあえず返却日はまだまだ先なので少しゆっくり読んでいこう。
その分湿った空気が漂っているのがねっとりした感じだなあ。
さて青ざめた馬。
なんとなく集中力に欠けてきた。
少し読んでは本を置き、なにか考えるでもなくまた本を開き。
今までのクリスティの作品とは少し違う感じがするのは、何故だろう。
描かれている年代が違うから?シェイクスピアの香りがするから?
どうなのか分からない、けれどもなにかが違う。
どこがどう違うのか文字に出来たら、それはきっとクリスティを読み込んだということになるのかもしれない。
でも今は何かが違うとしか分からない。
もしかしたら天気が今ひとつだから?
とりあえず返却日はまだまだ先なので少しゆっくり読んでいこう。
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どんよりとした、今にも雨が降り出しそうな空模様。
只今の読書は、「蒼ざめた馬」。
英語だとThe Pale Horseと言うのだけど、paleは日本だと色合いでペールホワイトとかいう具合に使われるあのペール。色彩だとペールは明度が高いので白っぽく(淡く)なる。
ここでのPaleは色を失ったという表現なので顔色を失った馬というのが意訳。それが転じて蒼ざめた馬と表現されるわけで・・・。
そういえば五木寛之だったか?興味が無く読んでいないので分からなけど、青ざめた馬を見よとかいう本があったような気がする。
それは置いといて、蒼ざめた馬というのは、ヨハネの黙示録に出てくる四体の騎士が乗る馬の1頭。青い馬は死を司る騎士が乗るとされている。つまり死を暗示させるのだが、これまた転じて殺人事件を意味する。
この作品、シェイクスピアのマクベスになぞらえているところがあって、三人の魔女(マクベスの冒頭に出てくる三人の魔女に見立てられている)が「蒼ざめた馬」という名前の家に暮らしていて、主人公が事件との関連で三人を尋ねるのだが、この先はまだ読んでいないのでどうなるのか興味津々^^。その前の章で主人公がシェイクスピアのマクベスを観劇に行ってその感想を友人と話す場面が出てくるのも全体の香りづけを施していて、上手く整えられた作品だなと、そこまででも思ってしまう。
作品の舞台も1960年台と、ポアロの時代から30年ほど過ぎた頃のイギリスが描かれているのもおもしろところ。
一つ訳で気になったのが、登場人物の一人が「蒼ざめた馬」だったか「桃色の馬」だったかよく覚えていないという行がでてくる箇所。ここは訳注とか入れてもいいんじゃないかなって思ったりした。
件の登場人物はどうやらクリスティ自身がモデルじゃないかと思われ、しょっちゅう頭のなかがいっぱいで、文字通り頭を抱えてる探偵作家。というかなり自虐的な描き方になっている。
そして、この行、英語だと蒼ざめた馬はPale horse。桃色の馬だとPink horse。Pで始まるところだけ合っているが、作家は頭が一杯でどっちだったか覚えてないというのだ。これが単に日本語として訳されてしまっては、この頭いっぱいの作家像のもつ自虐的な面白さがピンと来ないんじゃないかなと思ったりして。
というところで続きを読みましょ。^^
あ、そうだ。次に図書館に行ったらシェイクスピアのマクベスも借りてこようかな。
只今の読書は、「蒼ざめた馬」。
英語だとThe Pale Horseと言うのだけど、paleは日本だと色合いでペールホワイトとかいう具合に使われるあのペール。色彩だとペールは明度が高いので白っぽく(淡く)なる。
ここでのPaleは色を失ったという表現なので顔色を失った馬というのが意訳。それが転じて蒼ざめた馬と表現されるわけで・・・。
そういえば五木寛之だったか?興味が無く読んでいないので分からなけど、青ざめた馬を見よとかいう本があったような気がする。
それは置いといて、蒼ざめた馬というのは、ヨハネの黙示録に出てくる四体の騎士が乗る馬の1頭。青い馬は死を司る騎士が乗るとされている。つまり死を暗示させるのだが、これまた転じて殺人事件を意味する。
この作品、シェイクスピアのマクベスになぞらえているところがあって、三人の魔女(マクベスの冒頭に出てくる三人の魔女に見立てられている)が「蒼ざめた馬」という名前の家に暮らしていて、主人公が事件との関連で三人を尋ねるのだが、この先はまだ読んでいないのでどうなるのか興味津々^^。その前の章で主人公がシェイクスピアのマクベスを観劇に行ってその感想を友人と話す場面が出てくるのも全体の香りづけを施していて、上手く整えられた作品だなと、そこまででも思ってしまう。
作品の舞台も1960年台と、ポアロの時代から30年ほど過ぎた頃のイギリスが描かれているのもおもしろところ。
一つ訳で気になったのが、登場人物の一人が「蒼ざめた馬」だったか「桃色の馬」だったかよく覚えていないという行がでてくる箇所。ここは訳注とか入れてもいいんじゃないかなって思ったりした。
件の登場人物はどうやらクリスティ自身がモデルじゃないかと思われ、しょっちゅう頭のなかがいっぱいで、文字通り頭を抱えてる探偵作家。というかなり自虐的な描き方になっている。
そして、この行、英語だと蒼ざめた馬はPale horse。桃色の馬だとPink horse。Pで始まるところだけ合っているが、作家は頭が一杯でどっちだったか覚えてないというのだ。これが単に日本語として訳されてしまっては、この頭いっぱいの作家像のもつ自虐的な面白さがピンと来ないんじゃないかなと思ったりして。
というところで続きを読みましょ。^^
あ、そうだ。次に図書館に行ったらシェイクスピアのマクベスも借りてこようかな。


季節柄で天気がすっきりしないせいか、どうもまた上手く眠れない日が続いている。
眠れないと体調も今ひとつになるわけで、それでまた調子がおかしくなる。
なんて悪循環な季節。そのせいか体重が少しだけ減った(笑)。
もの言わぬ証人を読了。これまた犯人わかってあっという幕引きだった。犯人を見つけるまであと一歩、いや2,3歩及ばず。つまり全然わかってないってことかも^^;。
一つ言えることは、一番犯人らしくない人が犯人の可能性が高くて、1番怪しい人は実は犯人探しをミスリードさせるための罠だということかな?
で、今回の作品では一番犯人らしくないのは犬だったが、流石に犬は犯人ではなかったゾ(笑)。
次の作品に進みましょ。
眠れないと体調も今ひとつになるわけで、それでまた調子がおかしくなる。
なんて悪循環な季節。そのせいか体重が少しだけ減った(笑)。
もの言わぬ証人を読了。これまた犯人わかってあっという幕引きだった。犯人を見つけるまであと一歩、いや2,3歩及ばず。つまり全然わかってないってことかも^^;。
一つ言えることは、一番犯人らしくない人が犯人の可能性が高くて、1番怪しい人は実は犯人探しをミスリードさせるための罠だということかな?
で、今回の作品では一番犯人らしくないのは犬だったが、流石に犬は犯人ではなかったゾ(笑)。
次の作品に進みましょ。
