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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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「ごんぎつねの夢」 本岡類 新潮文庫 2024/5/1発行

裏表紙より:
15年ぶりのクラス会にキツネ面の男が乱入し、散弾銃を発砲した。
SATにより射殺された犯人は、なんと恩師だった。
幹事の有馬に託されたメッセージは「ごんぎつねの夢を広めてくれ」。
次第に見えてくる恩師の過去、名作「ごんぎつね」にまつわる哀しい史実、消えたかつての同級生の秘密……。
探索の果て、周到な計画と謎の原稿に隠された真相が明らかになる。切なさと希望に満ちたミステリー

感想:第一章でキツネ面の男が登場して射殺されてという件ですでにこれがごんぎつねの終わりを模した展開だと気がつく。
その後、フリーライター有馬が恩師でありキツネ面の男に託されたメッセージを元に色々と調べはじめ、少しずつ色々なものが見えてくる。
その中で、恩師が周到に用意していたヒントがいくつも出てきてそれを元に辿り着いた先に見つけたのが「ごんぎつねの夢」という原稿だった。
それをフリーライターとして本にして出版することになるのだが・・・。

冒頭からなんだか作品中に寂しさとか孤独とか、そういう感情が盛り込まれているようで、そちらに随分と引きずられた気もしたなあ。

そして、この恩師のメッセージは何を意味していたんだろうなあと読み終わった後に改めて考えさせられたのでした。

新美南吉のことを調べあげて書かれたのがよくわかる。
時間をかけてノンフィクションの部分を作品の下敷きとしていて、
相当な労力があったんじゃないかな〜と参考文献を見て思ったのでした。

この人の本はもう一冊読んでみようかなと思いました。

以上
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