ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

この本は、探偵役がミス・マープルというお婆さんで、あれこれとうわさ話をしながら事件の真相に迫るというのがミス・マープルのシリーズ。
これも犯人が分からない。もしかしてと思う人の一人が犯人だと言うところまではわかるんだけど、どうしても何故事件を起こしたのかは明確にならないままなので、ラストでそれが暴かれるとびっくりしてしまう。
話の筋の中で出てくるポイントはだいたい分かるようになってきたけど、事件を起こした理由原因がそこに出てこないんじゃないかなって思うようになってきた。全く出てこないというのではなく、暗示的に出てくるだけなので、そこから推測するのが難しいのか。それともまだ見落としているところがたくさんあるのか。
ということで、手許に残っている本はクリスティの短編集が一冊。これはクリスティが初期に書いたけど本にはまとめられていなかったものを集めて一冊にしたというもので、推理小説だけではなく、いろんなジャンルの作品が収められてた、クリスティ死後の出版物。
昨夜はそれをパラパラめくりながら、英国のEU離脱に関するニュースを見て「やっぱりなあ」と改めて思った次第。
今夜も理事会がある。ブラタモリまでには終わってくれるだろうか^^;。
これも犯人が分からない。もしかしてと思う人の一人が犯人だと言うところまではわかるんだけど、どうしても何故事件を起こしたのかは明確にならないままなので、ラストでそれが暴かれるとびっくりしてしまう。
話の筋の中で出てくるポイントはだいたい分かるようになってきたけど、事件を起こした理由原因がそこに出てこないんじゃないかなって思うようになってきた。全く出てこないというのではなく、暗示的に出てくるだけなので、そこから推測するのが難しいのか。それともまだ見落としているところがたくさんあるのか。
ということで、手許に残っている本はクリスティの短編集が一冊。これはクリスティが初期に書いたけど本にはまとめられていなかったものを集めて一冊にしたというもので、推理小説だけではなく、いろんなジャンルの作品が収められてた、クリスティ死後の出版物。
昨夜はそれをパラパラめくりながら、英国のEU離脱に関するニュースを見て「やっぱりなあ」と改めて思った次第。
今夜も理事会がある。ブラタモリまでには終わってくれるだろうか^^;。
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あれこれと考えながら読んでいたが、昨夜読み終えた。
この作品は今まで読んだものとは少し感じが違って、主人公が探偵役なのだけど犯人を特定出来ずに別の人が最後の最後で犯人を捕まえる。相変わらず、誰が犯人なのかは最後まで分からずだが(笑)。
それ以上に読んでいて思ったのは、イギリスのお国柄というのか、気質といえばいいのか、そういうものが強く前面に描かれていることだろうか。
日本人がイギリスと呼び習わしているのは、正式な国名ではUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandで略してUKと表記される。なのでイギリスというのは国名ではないわけで。
日本でイギリスと読んでいるのは江戸時代から(英吉利)の習わしみたいなもので、おそらくイングランドからの転嫁ではないだろうか。そのイングランドは歴史上にあった国の一つで、この他にスコットランド、アイルランドなども同時代に存在していた。
それらを統合して出来たのがUKで、少なくとも3つ、もう少し細かく見れば4つ以上の自治区やかつての王国がUKの歴史の中に存在してる。
クリスティが描いた「イギリス」というのは歴史的に複雑に統合された国で、ヨーロッパ大陸とは違うという「島国気質」みたいなものが存在していた。
そしてその気質は、今でも存在している。
今のUKがEUに残るか脱退するかの問題は、この国が今だに大陸と自分たちは違うのだという歴史に受け継がれてきた意識の現れだろうと思いながらニュースを眺めているが、クリスティの作品はそれらを「イギリス」の内側から教えてくれている様な気がする。
少し話が広がりすぎたけど、「蒼ざめた馬」の背景にはシェイクスピアがあり、シェイクスピアの時代から受け継がれてきた民間伝承のようなものが謎解きを一層不可解にしてる面白さもある。それ以上にクリスティが描く「イギリス」の気質に思いを巡らせる一冊なのでした。
この作品は今まで読んだものとは少し感じが違って、主人公が探偵役なのだけど犯人を特定出来ずに別の人が最後の最後で犯人を捕まえる。相変わらず、誰が犯人なのかは最後まで分からずだが(笑)。
それ以上に読んでいて思ったのは、イギリスのお国柄というのか、気質といえばいいのか、そういうものが強く前面に描かれていることだろうか。
日本人がイギリスと呼び習わしているのは、正式な国名ではUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandで略してUKと表記される。なのでイギリスというのは国名ではないわけで。
日本でイギリスと読んでいるのは江戸時代から(英吉利)の習わしみたいなもので、おそらくイングランドからの転嫁ではないだろうか。そのイングランドは歴史上にあった国の一つで、この他にスコットランド、アイルランドなども同時代に存在していた。
それらを統合して出来たのがUKで、少なくとも3つ、もう少し細かく見れば4つ以上の自治区やかつての王国がUKの歴史の中に存在してる。
クリスティが描いた「イギリス」というのは歴史的に複雑に統合された国で、ヨーロッパ大陸とは違うという「島国気質」みたいなものが存在していた。
そしてその気質は、今でも存在している。
今のUKがEUに残るか脱退するかの問題は、この国が今だに大陸と自分たちは違うのだという歴史に受け継がれてきた意識の現れだろうと思いながらニュースを眺めているが、クリスティの作品はそれらを「イギリス」の内側から教えてくれている様な気がする。
少し話が広がりすぎたけど、「蒼ざめた馬」の背景にはシェイクスピアがあり、シェイクスピアの時代から受け継がれてきた民間伝承のようなものが謎解きを一層不可解にしてる面白さもある。それ以上にクリスティが描く「イギリス」の気質に思いを巡らせる一冊なのでした。


昨夜は時折激しい雨が降っていたが、朝になってみると薄日が射している。
その分湿った空気が漂っているのがねっとりした感じだなあ。
さて青ざめた馬。
なんとなく集中力に欠けてきた。
少し読んでは本を置き、なにか考えるでもなくまた本を開き。
今までのクリスティの作品とは少し違う感じがするのは、何故だろう。
描かれている年代が違うから?シェイクスピアの香りがするから?
どうなのか分からない、けれどもなにかが違う。
どこがどう違うのか文字に出来たら、それはきっとクリスティを読み込んだということになるのかもしれない。
でも今は何かが違うとしか分からない。
もしかしたら天気が今ひとつだから?
とりあえず返却日はまだまだ先なので少しゆっくり読んでいこう。
その分湿った空気が漂っているのがねっとりした感じだなあ。
さて青ざめた馬。
なんとなく集中力に欠けてきた。
少し読んでは本を置き、なにか考えるでもなくまた本を開き。
今までのクリスティの作品とは少し違う感じがするのは、何故だろう。
描かれている年代が違うから?シェイクスピアの香りがするから?
どうなのか分からない、けれどもなにかが違う。
どこがどう違うのか文字に出来たら、それはきっとクリスティを読み込んだということになるのかもしれない。
でも今は何かが違うとしか分からない。
もしかしたら天気が今ひとつだから?
とりあえず返却日はまだまだ先なので少しゆっくり読んでいこう。
