ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。
朝から曇っていていつ降り出してもおかしくないような空模様です。
起きたあとはなるべく早めにベランダに出てスミレの鉢植えに水やりをします。
外の様子を見るためでもあり、例のイソヒヨドリが鳴いているのでどこにいるのかを見るのも楽しみになっています。
今日も朝の運動をしながら、さかんに聞こえる鳴き声に気を取られていました(笑)。
さて、昨日は午前中に散歩を兼ねて図書本の返却。そして、また一冊借りてきました。
今回は迷わないように?持ち歩きの小さな手帳にこれはと思う作家の名前を書いておいて、その中のひとりの本を選びました。
加納朋子という作家さんです。
この人の本は「ななつのこ」というデビュー作を読んだのが始めでした。ミステリーなのだけど、事件の話ではなくて、主人公が「ななつのこ」という絵本に出会って、絵本作者と手紙のやり取りが始まりその中で主人公の身近に起きたちょっとした出来事を絵本作者が手紙の中で解き明かしていくというスタイルです。
今でも本棚に文庫本を残してあるくらいには好きなのですがなぜかこの人の本はこれ一冊だけしか読んでいないような記憶があります。
まだ読み始めていないのですが、おそらく「ななつのこ」と同じようなゆったりとした推理モノなのだろうと思われます。
どうやらそういう、ちょっとした日常の謎解きを扱った推理が好きなようで他にも同じような漢字で米澤穂信の本はほとんど読んでいます。
今回の本がきっかけで加納朋子の作品も読み出すか?というところです。
雨が降り出したら本を読もうかなと思う朝でした。
良い一日を。
PS 年金通知書が昨日の午後届きました。開いてみても少ないことには変わりない。65歳からもらうことにした金額がこれでは年金だけの生活は無理だと改めて思うわ~^^;。
起きたあとはなるべく早めにベランダに出てスミレの鉢植えに水やりをします。
外の様子を見るためでもあり、例のイソヒヨドリが鳴いているのでどこにいるのかを見るのも楽しみになっています。
今日も朝の運動をしながら、さかんに聞こえる鳴き声に気を取られていました(笑)。
さて、昨日は午前中に散歩を兼ねて図書本の返却。そして、また一冊借りてきました。
今回は迷わないように?持ち歩きの小さな手帳にこれはと思う作家の名前を書いておいて、その中のひとりの本を選びました。
加納朋子という作家さんです。
この人の本は「ななつのこ」というデビュー作を読んだのが始めでした。ミステリーなのだけど、事件の話ではなくて、主人公が「ななつのこ」という絵本に出会って、絵本作者と手紙のやり取りが始まりその中で主人公の身近に起きたちょっとした出来事を絵本作者が手紙の中で解き明かしていくというスタイルです。
今でも本棚に文庫本を残してあるくらいには好きなのですがなぜかこの人の本はこれ一冊だけしか読んでいないような記憶があります。
まだ読み始めていないのですが、おそらく「ななつのこ」と同じようなゆったりとした推理モノなのだろうと思われます。
どうやらそういう、ちょっとした日常の謎解きを扱った推理が好きなようで他にも同じような漢字で米澤穂信の本はほとんど読んでいます。
今回の本がきっかけで加納朋子の作品も読み出すか?というところです。
雨が降り出したら本を読もうかなと思う朝でした。
良い一日を。
PS 年金通知書が昨日の午後届きました。開いてみても少ないことには変わりない。65歳からもらうことにした金額がこれでは年金だけの生活は無理だと改めて思うわ~^^;。
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今朝は雲間から日が出ています。
この後は晴れて暑くなるとかですが、長続きはしないらしい雨の合間の晴れ間のようです。
昼前には買い物と図書本返却を兼ねて散歩に出かけようと思ってます。
最近は朝起きてもゆっくり体を動かすことから始めています。
まず布団に寝転んだままで、閉じたり開いたり、足を伸ばしたりから初めるようになりました。
朝の運動も準備を兼ねたストレッチを体に無理のないよう少しずつ可動域を広げるという感じです。
その後は運動ですが、それぞれの運動ごとに、動かした部位をほぐすストレッチをやってから次の運動に移ります。そうやって一気に体を動かすことをしないように心がけ始めました。
日中も少し長く座っていたりすると、軽くストレッチをするようになりました。なので一日の間、どこかで何度もストレッチしているのが最近です(笑)。
朝の運動もしばらく続いていて、もう随分やってるような気がする。けど先程、去年のマンスリーノートを見てまだたった一年半程度なんなんだって思ったのでした。
一昨年は、散歩とジョギングを混ぜて毎日外に行ってました。で、ジョギングのタイムも少し良くなったなと調子に乗ってたら年明けに肉離れで痛い目にあってしまったわけでした。^^;
で、パラパラと去年のマンスリーノートを見ていると、あちこちに今と同じようなことが書いてありました。「間食はしない」とか「ストレッチをきっちりやる」とか。う~ん、一年たっても変わってないんだな、と笑ってしまった。
そういえば、そろそろ今年の年金通知のはがきが届く頃でしたね。4月5月分の振り込みが6月15日。今年の振り込みの額ですが、4月から年度が始まるんだっらもったいぶってないでさっさと教えてくれたらいいのにね(笑)。
では良い一日を。
この後は晴れて暑くなるとかですが、長続きはしないらしい雨の合間の晴れ間のようです。
昼前には買い物と図書本返却を兼ねて散歩に出かけようと思ってます。
最近は朝起きてもゆっくり体を動かすことから始めています。
まず布団に寝転んだままで、閉じたり開いたり、足を伸ばしたりから初めるようになりました。
朝の運動も準備を兼ねたストレッチを体に無理のないよう少しずつ可動域を広げるという感じです。
その後は運動ですが、それぞれの運動ごとに、動かした部位をほぐすストレッチをやってから次の運動に移ります。そうやって一気に体を動かすことをしないように心がけ始めました。
日中も少し長く座っていたりすると、軽くストレッチをするようになりました。なので一日の間、どこかで何度もストレッチしているのが最近です(笑)。
朝の運動もしばらく続いていて、もう随分やってるような気がする。けど先程、去年のマンスリーノートを見てまだたった一年半程度なんなんだって思ったのでした。
一昨年は、散歩とジョギングを混ぜて毎日外に行ってました。で、ジョギングのタイムも少し良くなったなと調子に乗ってたら年明けに肉離れで痛い目にあってしまったわけでした。^^;
で、パラパラと去年のマンスリーノートを見ていると、あちこちに今と同じようなことが書いてありました。「間食はしない」とか「ストレッチをきっちりやる」とか。う~ん、一年たっても変わってないんだな、と笑ってしまった。
そういえば、そろそろ今年の年金通知のはがきが届く頃でしたね。4月5月分の振り込みが6月15日。今年の振り込みの額ですが、4月から年度が始まるんだっらもったいぶってないでさっさと教えてくれたらいいのにね(笑)。
では良い一日を。
先日散歩がてらで寄った図書館分室。なんとなく本棚を見ていたら村上春樹の「ねむり」という単行本が目に止まった。
なんとなく題名に惹かれ手にとってパラパラとめくってみて、不眠症とは違うという話から始まっているのが気になって借りてきた。
前回と同じような形式で読書感想が書けるかな?
「ねむり」 村上春樹 新潮社 2010年発行。短編だがかなりの量の挿絵で本文87ページの中に挿絵だけのページが20ほどある。
この作品はもともと「眠り」というタイトルで1989年に文芸誌に発表されたもので、その翻訳が海外で出版される際に、これらの挿絵が使われたと村上春樹があとがきに書いている。それから20年近くが経って、海外で使われた挿絵を伴い、かつ全文改稿して2010年に単行本として出版されたのだそうだ。
あらすじ:(自分で簡単にまとめたもの)
主人公は30歳の主婦、歯科医の夫、子供が一人。裕福とまでは行かないがそこそこの生活をしているが、ある日、恐ろしい夢をみて以来、まったく眠れなくなってしまう。その時以来、自分が好きだった読書にはまっていく。眠れないままで、昼間は普段どおりの生活をし、夜には自分がかつてやっていた読書をしながらお酒を飲んだり、甘いものを食べたり、車で深夜の街のドライブをしたり自分の時間が広がったと感じていた。
そんな中、少しずつ何かが違和感を覚えるようになってきて、彼女の夫や子供のことからはどんどんと乖離していく。そんな彼女の考え方もどんどんと悪い方へ向かっていく。眠れないと死んでしまうのか?死ぬってどういうこと?などを考えながらもなぜか自分がどんどんと若くなってるとも感じる。
そんな違和感の中、彼女は深夜のドライブに出かけた先で事件に巻き込まれてしまい、何かが間違っていると思いながら恐怖で動けなくなる。
というところで話は終わっている。
お気に入りの言葉とかはちょっとむずかしいので率直な感想を書く。
はっきり言って、とても後味の悪い作品だった。同時に読み手にそう思わせるだけの作者の「力」も改めて感じた。
読んでいる間、この主人公の行動を自分なりの知識と照らし合わせていた。これは実に病理的な作品だ。村上春樹がこういう作品を書くのはもしかしたら、自分の中にある闇的なものを文章としてうまく処理できる人だからなのだろう。それらの闇を心の奥底で飼いならして作品にしてるのだろうとも思うのだ。
もともとの「眠り」が書かれたのは「ノルウエィの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」の直後で心が堅まって冷たくなっていた時期だとも書かれていたので、この短編はその時の村上春樹の心の中の病理で間違い無いだろう。
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドなどはわかりやすいし、短編もわかりやすい作品がいくつもあるが、この「ねむり」はそういう柔らかさに欠けてる。
随分と以前「ねじ巻きクロニクル」の第一巻を読んで気分が悪くなったときのことをかすかに思い出してしまった。この作品も狂気を描いたと村上春樹がどこかで書いていたような記憶があるが、この「ねむり」もそういう後味の悪さ。あとがきの通り心が堅まって冷たいのがそのまま出てきたような作風だった。だった。
他の人に奨めたいとは思わないが、とりあえず読了したので感想を書いておこう。
まあそんなこんなで今年2冊めの読書感想でした。
では良い一日を。
なんとなく題名に惹かれ手にとってパラパラとめくってみて、不眠症とは違うという話から始まっているのが気になって借りてきた。
前回と同じような形式で読書感想が書けるかな?
「ねむり」 村上春樹 新潮社 2010年発行。短編だがかなりの量の挿絵で本文87ページの中に挿絵だけのページが20ほどある。
この作品はもともと「眠り」というタイトルで1989年に文芸誌に発表されたもので、その翻訳が海外で出版される際に、これらの挿絵が使われたと村上春樹があとがきに書いている。それから20年近くが経って、海外で使われた挿絵を伴い、かつ全文改稿して2010年に単行本として出版されたのだそうだ。
あらすじ:(自分で簡単にまとめたもの)
主人公は30歳の主婦、歯科医の夫、子供が一人。裕福とまでは行かないがそこそこの生活をしているが、ある日、恐ろしい夢をみて以来、まったく眠れなくなってしまう。その時以来、自分が好きだった読書にはまっていく。眠れないままで、昼間は普段どおりの生活をし、夜には自分がかつてやっていた読書をしながらお酒を飲んだり、甘いものを食べたり、車で深夜の街のドライブをしたり自分の時間が広がったと感じていた。
そんな中、少しずつ何かが違和感を覚えるようになってきて、彼女の夫や子供のことからはどんどんと乖離していく。そんな彼女の考え方もどんどんと悪い方へ向かっていく。眠れないと死んでしまうのか?死ぬってどういうこと?などを考えながらもなぜか自分がどんどんと若くなってるとも感じる。
そんな違和感の中、彼女は深夜のドライブに出かけた先で事件に巻き込まれてしまい、何かが間違っていると思いながら恐怖で動けなくなる。
というところで話は終わっている。
お気に入りの言葉とかはちょっとむずかしいので率直な感想を書く。
はっきり言って、とても後味の悪い作品だった。同時に読み手にそう思わせるだけの作者の「力」も改めて感じた。
読んでいる間、この主人公の行動を自分なりの知識と照らし合わせていた。これは実に病理的な作品だ。村上春樹がこういう作品を書くのはもしかしたら、自分の中にある闇的なものを文章としてうまく処理できる人だからなのだろう。それらの闇を心の奥底で飼いならして作品にしてるのだろうとも思うのだ。
もともとの「眠り」が書かれたのは「ノルウエィの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」の直後で心が堅まって冷たくなっていた時期だとも書かれていたので、この短編はその時の村上春樹の心の中の病理で間違い無いだろう。
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドなどはわかりやすいし、短編もわかりやすい作品がいくつもあるが、この「ねむり」はそういう柔らかさに欠けてる。
随分と以前「ねじ巻きクロニクル」の第一巻を読んで気分が悪くなったときのことをかすかに思い出してしまった。この作品も狂気を描いたと村上春樹がどこかで書いていたような記憶があるが、この「ねむり」もそういう後味の悪さ。あとがきの通り心が堅まって冷たいのがそのまま出てきたような作風だった。だった。
他の人に奨めたいとは思わないが、とりあえず読了したので感想を書いておこう。
まあそんなこんなで今年2冊めの読書感想でした。
では良い一日を。