ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

年末に、お正月用のお菓子という事で、スーパーやコンビニで饅頭が売られていました。その少し前から、自分が饅頭って呼んでいるのはどんな種類の饅頭なんだろう、と気になっていたのんです。
言い換えれば、一般に饅頭と言う時、どれを指してそう呼んでいるのかという事なんです。
落語で、男が恐いものはなにかと聞かれて、饅頭だと答えるとどんどんと饅頭を出されるという話があります。
すると男は、恐いから見えなくなるように食べてしまうと、最後の一つを食べたあとで、今度はお茶がこわい、と言うオチがあるのですが、
言い換えれば、一般に饅頭と言う時、どれを指してそう呼んでいるのかという事なんです。
落語で、男が恐いものはなにかと聞かれて、饅頭だと答えるとどんどんと饅頭を出されるという話があります。
すると男は、恐いから見えなくなるように食べてしまうと、最後の一つを食べたあとで、今度はお茶がこわい、と言うオチがあるのですが、

もちろん饅頭の種類というのはたくさんあって、その地方地方で独自の饅頭がある事も間違いありません。饅頭というのは、特定固有の物を指すのでは無く、一般名称、あるいは集合体としての総称ではないのか??という考えに至りました。
なので「饅頭こわい」の饅頭を特定する必要は無いのかも知れませんが…。
もともと饅頭は中国で発祥した食べ物で、その由来も幾つか説がある様です(諸説は割愛)。個人的には、戦(春秋戦国時代あたり?)の時の携帯食だったのでは無いかと、考えています。
元々の形として、穀物の粉で作った皮で中身を包んで調理したものを饅頭と呼んでいたのですが、今でも中華饅はとてもポピュラーな食べ物ですよね。
お菓子としての饅頭はもっと時代を経てからのもので、餡を使い始めたのは戦さの時代が終わり文化的な安定を見せてからの事では無いだろうかと推測しています。それがいつの時代なのか分かりませんが、唐や随との交流の中で日本に伝わったのでしょうね?(この辺りはあくまでも想像です(笑)。
日本に渡ってきた当初がどうだったのか、分かりませんが、多分ずいぶんと時代を経たのちに一般庶民も口にする事ができるようなお菓子になったのだと思います。
その時には、五穀十穀といろいろな穀物の粉が使われ、地域特産と結びついたのでしょう。
ということで、お菓子の饅頭って、ちゃとらが思うものとその他の人が思い浮かべるものでは大きな隔たりがあると思うのです。
そういった諸々の事を考えていると、饅頭が分からなくなってきた(^^;)…というのを先ほど小さな饅頭を食べながら思い出したのでした。
話が饅頭だからとっても下らない事を考えていると笑われそうですが、これが、別のものだとすると認識論に繋がる考察…ではないのかな???(笑)
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