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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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「モノレールねこ」 加納朋子 文藝春秋 2006/11/30 初版発行

あらすじ:小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えてしまったが・・・。
表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現れる大切な人との絆を描いた8篇。
(文藝春秋のサイトより)

8編のタイトルを書いておく。
「モノレールねこ」「パズルの中の犬」「マイ・フーリッシュ・アンクル」「シンデレラのお城」「セイムタイム・ネクストイヤー」「ちょうちょう」「ポトスの樹」「バルタン最後の日」

感想:この人の作品はどこにでもあるような日常の中にあるズレや不具合が描かれているように思う。それはどこにでも、誰にでもありそうなことだったりする。
けれどお話の中では、そのちょっとした事は最後には丸くおさまってよかったなとほっっこりする。

中にはそんなことはありえない非日常的なこともあるのだけど、そこに描かれるのはあくまでも、「普通」の人々の日常。この作品集でいえば「バルタン最後の日」がそれかな。
他にも「シンデレラのお城」も亡くなった人が見えるというのもある。これは別の作品の「ささやさら」のシリーズを思い起こさせる。

自分的jには「パズルの中の犬」がよかったかな。
パズルにはまった妻が、図柄のない真っ白なジグソーパズルを作っていくお話しだ。
その真っ白なはずのパズルに何かが見えたような気がしはじめる。
そこから色々と辿っていくと昔の出来事、それも決して幸せだったとはいえない幼い頃が次々と思浮かび上がってくる・・というあらすじ。
じゃあ最後はどうなるんだ?というとやっぱりほっこりできるエンディングになっている。

この作家さんのそういう作風が気に入って折々に読んでいってるんだな〜と思う。

以上
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