蝉の声と耳鳴り

暑い熱い日が続きます。
日が登る前から蝉の声が聞こえ始めるんだな〜と思う今朝でした。

先月末くらいから時々痛みが出ていた左膝。ここ1週間ほどは特にひどかったのです。
朝の運動の時にすでに痛みがあるのでこりゃ〜ダメだとわかるんですが、何がどうなったのか、一昨日まで痛かった膝が、昨日の朝には痛みが出ません。

そこで調子に乗って暑い最中に麦わら帽子をかぶって散歩に出ました。よく行く甲山の方を目指して山町をとことこ登っていきます。
一応、膝には注意し足の運びにも気を遣い、一歩一歩と上がります。蝉の鳴き声が降り注いできて額から汗が勢いでボタボタと落ちてきます。でも何も考えず、ただひたすら足元に気を配って歩きます。集中してるのかな？

で、ふと気がつくと、ジージーと言う蝉の声の中にミンミンゼミの鳴き声が一瞬聞こえました。ああ、まだこのあたりにはミンミンゼミがいるんだと嬉しくなります。
その少し後には、カナカナカナという甲高い鳴き声も聞こえます。お〜、ヒグラシだ。その頃にはすでに甲山の手前にある峠道を上がり初めてしました。

うん、なかなか良いもんだ。ミンミンゼミとヒグラシ、もっと聞きたいもんだなあ。
峠を越えて山の麓にあるお寺まで上がって温度計をチェックして引き返しました。

家に戻った後、もう少しヒグラシの声を聞きたくてようつべで動画を見ていました。
ヒグラシの鳴き声も個体差があるのでしょう。いろんな高さの鳴き声があるのですが、見ていた中で1番高い音にビックリしました。
その高さって、自分の耳鳴りの音にかなり近い高さだったのです。子供のことから何十年も耳鳴りが止むことなく生活してきましたからねえ。すぐにわかりました。
耳鳴りで悩む人も多いそうですが、私自身は耳鳴りで悩んだことはありません。逆に子供の頃はみんな聞こえてる音だと思ってたくらいですから（笑）。
でも他の人には聞こえてないし説明のしようがない高さの音だと、大人になってから知りました。

それがですよ、この歳になってあの高さとヒグラシが同じくらいなんだと気付たのです。これってある種の開眼です。そっか〜、耳のところにヒグラシがいるんだなあって、なんとなくにっこりするのでした。変かな（笑）。

そんなこんなで今日も良い一日になりますように。