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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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午後になって雨が降り出し始めました。
2時半少し前から雨の匂いがしてきたので、窓の外を見るとちょうど降り出したばかりでした。

今日は図書館の本の続きを読みながら、気になったところをネットで検索したりで過ごしました。
タロットの歴史は読み終え、今日は最古の哲学というのを読んでいました。
まだ途中ですが、個人的にはかなり興味深い(おもしろ)です^^。
本の中で、筆者の中沢新一が「南方熊楠」の研究について触れている事はすでに書きましたが、ここへ着てやはり熊楠は外せないなあと思うようになりました。
そこで少しばかりネットで調べてたわけなのですが、南方熊楠は明治政府の神社合祀という動きのときに反対意見を表明してそれが下で投獄されたという事もあったそうです。
なぜ神社合祀に反対だったのかは、小さな神社が持っていた自然の森林を守りたい(自然保護)からだったようです。
神社合祀は、明治政府が小さな神社を地域ごとに統合し、そこを国の出先機関とし使うとう目論見だったようです。なので明治に入ってしばらくは明治政府が神社神主さんなどにお金を出していたとか(給料ですね)、神仏分離、廃仏毀釈というのもここから出てきたとか。

それで明治時代になって大きめの神社の周辺にある小さな神社(無人の社)が末社になったり、小さめの神社の敷地の片隅に小さな祠がいくつも移されたんでしょうね。

こういった経緯は神社側としては触れられたくないことかもしれません。神社の謳い文句に「長きに渡って変わらず神を祀ってる」とか「歴史がある」とか。でも裏ではいろんな統合や神仏習合や統合が繰り返されたわけです。もちろんそれで変わってしまった部分も沢山あるはず。
多分、2年近くいろいろと神社や精神性について本を読んだり自分で市内の神社をめぐったりしてきたから、ああそうなんだと思えるんでしょう。

今だから見えるものがあって、多分今なら、今だから熊楠も読めるんじゃないかなと思ったりします。

神社のこともですが、実は日本というのはあれこれ取り込んではミックスして、いいところだけ表に、過去の都合の悪いことはすぐ忘れるんだなあ、と思うのです。これは学生時代にあちらにいた時に感じましたが、いろいろ調べるほどにその思いが強くなります。

それが原因で「日本の心ってなんだろう」なんて考え初めちゃったんですけどねえ^^;。
なかなか根幹は見えてこないなあ。
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