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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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昨日、ここに書き込んだあとで、そういえばまだ図書館が開いてる時間だと思って急いで図書館へ向かった。
で、読んだ本を返却し新たに三浦しおんの本を借りてきた。本の帯に、三浦しおんは「お仕事小説の旗手」というようなことが書かれていた。確かに今まで読んだ長編はどれも仕事の話でもあったわけで、その本を借りた。

話は少々変わって・・・、ここ数日胃の調子が今ひとつで、昨日はそれが腸まで広がった感じで、結局夜にお腹を下してしまって、夜中もお腹がゴロゴロしてなかなか寝付けなかった。


さて、その本だが、高校を卒業したばかりの横浜育ちの主人公は、ひょんなことから三重県の山奥の村で林業に関わることになるというところから始まる。
林業という仕事についてはかなり興味深く書かれているのだけど、登場人物のアクが強いというか、変わり者というのか、このパターンは続いてる。
今回は都会育ちで高校卒業したての18才という若い主人公が、いろいろな風習などが残る山村をどんな具合に感じて過ごしたかというのが簡単なあらすじなのだ。
が、この主人公があまりにひどい・・・、と思った。いや、自分が知らないだけで、実は都会育ちの若い人ってこんなものなのかな?とも思ったが、あまりにもあまりな主人公の幼さなのか感受性のなさというか、もうなんだか残念すぎる。そういった都会の若者と山の風習や暮らしのギャップを描きたかったのかもしれない。
でも、もし今の若い世代がそういった感性しかないのなら、日本の文化風習はもはや廃れるしかないんだろうなと悶々としてしまった。

たしかに部分的に面白いところは何箇所もあった。
でも全体を通してみると、残念な主人公の印象が強すぎて、後味が悪かったかなあ。
もっと若い人向けなのかもしれないねえ。


ということで、先日も書いたとおり、三浦しおんはこれで一旦終わりにします。
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