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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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雑記メモ帳に書かれたメモからラテン語の短文の意味を調べて考えてみた。

ネットで検索してもラテン語を扱ってる日本のサイトは非常に少ない。
中には、自分が考えても間違ってるのではないかと思われるサイトもあったりするので
こういうのがネット情報の不正確さを表す一つなのかな・・とか思ったりして。

ラテン語は学生時代に一年ちょっとやっていた。成績の方はあまりよろしくなかったけど、普通に生活してる日本の人たちよりは馴染んでるかなあ。

で、今回調べていたのはsapere aude(サペレ アウデ)という短文。
こういうのがラテン語の特徴で、主語が省けたり、定冠詞がなかったり、英語とは随分違うパターンの文法です。

サレペsarepeは知恵というか日本語で言うところの「知」相当する言葉だと思う。
これは語尾がすでに変化したもので、文中で使われるのでsapereになるのだが、もともとはsapio
というのが変化前で・・と書いていいるが、これは調べてわかったことなので、多様な語尾変化などはすっかり忘れてしまっていた(笑)

サピオがサペレに変化、でも基本的な意味は変わらず、サピsapiは知恵。
ちなみにホモ・サピエンスのサピもここから来ている(ホモはこの場合人間の意味)

アウデaudeというのは平たく言うと「頑張る」という意味合いで、これも語尾変化から命令形になっているので頑張れ!となる。

あれこれと考えを巡らせて・・・

で、この二語をどう訳するのかという翻訳の範疇的な事を考えていたのだ。

単純に「知恵を頑張れ!」というのでは直訳すぎて意味が分からない。

そこで頑張れを、挑戦するとか敢えてとりかかると言い換える。
知恵、挑戦しろ → 知恵に挑戦するべし → 知識に取り組みなさい などなど

そうやって最終的に自分の翻訳として「心して知を求めよ」というものになった。
もともとラテン語というのが古い古い言葉だし、こういう表現が合ってるんじゃないかなと思ったのだ。

ここに至るまで半日程度かかったが、なんとなくスッキリできた。

しかし

たかが2語を訳するのに半日。
これじゃ翻訳は仕事にならないなあ。

う~ん、頭の体操と言うことにしておこう。
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