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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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昨日の午後は、本の返却に図書館へ行って、また別の本を借りてきました。

前回の百鬼夜行絵巻の続きというか、関連で気になったものを3冊。
それらをざっと拾い読みしていたらすっかり時間が過ぎておりました^^;。

百鬼夜行絵巻というのは、異形のものがたくさん並んでいる室町時代ころに原型が造られた絵図の一つです。
いわゆる妖怪とか物の怪とかいうたぐいのものだと思われますが、
そういう形がないものを形にして描く(表現する)という人の心の働きにとても興味があるので
気がついたらそのたぐいの本を読んできました。
もっとも気がついたらのスパンが何年も何年も間が空いていることのほうが多いのです(笑)。

単に妖怪が好きだというのとはちょっと違うのだけど、
妖怪とか百鬼夜行の本を読むというと、ほとんど変わり者、好事家という目で見られてしまいます。
確かにそう云う面もあるのでしょうけど、それを通して見て何を見ているのかを説明すると帰ってややこしくなるし、余計に変わり者扱いされる、というのも経験しています。

興味の対象は、妖怪や百鬼夜行そのものではなくて、
人の心がなぜこういうものを作り出したのか・・
その心の働きとはどういうものなのだろう・・
ということなのです。

つまり心理学です。

妖怪が心理学に繋がるのか?
と言われれば、心理学という分野においての対象としては十分にありえると考えます。
ただしそれを実際にやっている人は殆どいないでしょう。
これがおとぎ話や昔話になれば、河合隼雄あたりはかなり重視していましたし、ユングの深層心理学的にもカバーされてる分野です。

その派生が妖怪など・・という立場で興味を注いでます。

それで何が分かるのか?
と言われれば、言葉にするのは難しいのだけど(笑)。

今も妖怪というキーワードが生きているのは間違いのないことです。
どんな形を取っていたとしても何か象徴として存在してる。
それがいろいろな創作(小説、ラノベ、ゲーム、アニメ、他に都市伝説などなど)に出てきているのは遠く平安、室町時代からの続きなのだろう・・と頭のなかでたどり着いています。

で今日も本の続きを眺めながらあれこれと考えてみようと思います。

外では朝から蝉の大合唱になっています。
夏だあ。
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