ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

梅雨に入ってからあちこち調子が下り気味。
夜中に何度も目を覚ましたり、ちょっとしたことで調子を崩したり。
朝からお腹が痛むし、この時期を乗り切るのは大変だなあ。
さて、昨夜から読み始めたクリスティの「愛国殺人」。
まだ事件が起きたところまでしか読んでいないけど、ここまでがかなり面白い。
というのはこの物語、ポアロが行く歯科医から描き始められ、歯医者にかかる人がどんなに大変な思いをしているかが書かれている(笑)。
例えば歯医者に入るシーンでは
ドアボーイがドアを開けた。「ポアロは中に入らざるをえなかった。ドアが取り返しのつかぬ運命の残酷さをもって静かに彼のうしろでしまった」
また診察台のシーンでは
「偉人といわれるような人の生活にもみじめな瞬間があるものなのだ。・・・歯医者へ行ったときに自分を英雄だと思える人間もほとんどいない。ポアルはこの事実を居間、嫌になるほどはっきり意識した。(いつも自分を高く評価し、なにかにつけ他の人間より優越してると自認しているポアロも)この瞬間だけは、どう考えても優越感を維持できそうもなかった。彼の気力はゼロに低下してしまった。彼はただの人間、歯医者の治療台を恐ろしがる世間並みの臆病者でしかなかった」
というポアロの治療場面の描写があり、この歯医者の待合室に出てくる登場人物は軒並み歯医者を恐れ「あのドリル」の音以外はなにも聞こえずひたすら怯えている。と書かれているワケです。
この作品がもう100年近く前に書かれたものなのに、今とほとんど変わらない描写。いつの時代も歯医者は大変なのだなあ、と思わず笑ってしまった^^。
さて続きを読みましょか。
夜中に何度も目を覚ましたり、ちょっとしたことで調子を崩したり。
朝からお腹が痛むし、この時期を乗り切るのは大変だなあ。
さて、昨夜から読み始めたクリスティの「愛国殺人」。
まだ事件が起きたところまでしか読んでいないけど、ここまでがかなり面白い。
というのはこの物語、ポアロが行く歯科医から描き始められ、歯医者にかかる人がどんなに大変な思いをしているかが書かれている(笑)。
例えば歯医者に入るシーンでは
ドアボーイがドアを開けた。「ポアロは中に入らざるをえなかった。ドアが取り返しのつかぬ運命の残酷さをもって静かに彼のうしろでしまった」
また診察台のシーンでは
「偉人といわれるような人の生活にもみじめな瞬間があるものなのだ。・・・歯医者へ行ったときに自分を英雄だと思える人間もほとんどいない。ポアルはこの事実を居間、嫌になるほどはっきり意識した。(いつも自分を高く評価し、なにかにつけ他の人間より優越してると自認しているポアロも)この瞬間だけは、どう考えても優越感を維持できそうもなかった。彼の気力はゼロに低下してしまった。彼はただの人間、歯医者の治療台を恐ろしがる世間並みの臆病者でしかなかった」
というポアロの治療場面の描写があり、この歯医者の待合室に出てくる登場人物は軒並み歯医者を恐れ「あのドリル」の音以外はなにも聞こえずひたすら怯えている。と書かれているワケです。
この作品がもう100年近く前に書かれたものなのに、今とほとんど変わらない描写。いつの時代も歯医者は大変なのだなあ、と思わず笑ってしまった^^。
さて続きを読みましょか。
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