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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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そういえば、昨夜たまたま報道番組を見ていると、トランプ大統領云々ということで話が進んでいた。
その中で、この大統領がどうだと判断するのとは別に、アメリカと言う国が大国から普通の国に変わってきてるのだという認識を持つことが大事であり、普通の国であれば今の大統領が行っているようなことはどこでもありえるのだ、という話になった。

これを言っていたのは歴史学者だったか、とにかく偉い学者さん(笑)で、歴史的に見ればアメリカと言う国は30~50年の周期で振り子の様に振れているのだとも言う。1920年からしばらくの間、アメリカは今のような内向きの政策で国際社会からかなり酷い国だと見られていたというのも言っていた。この場合国際社会というのはヨーロッパ、特にイギリスがこの年代では大国だったので、イギリスからかなり酷評されていたそうだ。

それでふと思い出したのは、クリスティがこの時代背景で書いた推理小説の中にも、アメリカ人が出てくるとかなり粗暴で利己的な描かれ方をしていたことだ。あの描写にはこういう背景があったのだなと納得もした。

ということで、アメリカが変わってきているために、今の大統領が選ばれたわけであり、突然変異のようにビジネスマンの大統領が出てきたわけではない。投票で選ばれたということは、その国の民意であり、民意=国が内向きへと変化しており、外向きの世界をまとめる大国から、内向きの普通のどこにでもあるような国へと変わってきている。
それを知った上でアメリカの情勢を見ると一つ違った見方が出来るのだなと思った。

でもその見方をしたからといって、この大統領のやってること=アメリカと言う国が普通になってきたこと、に対して世界的な混乱が生じることに変わりはないので、そのあたりがどう変わっていくか、それにどう対応するかが問題である。

とまあ、そんな話だったが、なかなか興味深い話だったのでメモを残しておきます。
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