ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

Combustionとは火起こしの意味。
人類が火を手に入れて以来、火は人間が生きていく上で欠かせない存在になった。といった大げさな背景が「火」にはある。
闇の中で火は、明かりを、暖かさを与えてくれる。電気がない場での「火」がどれほど人を安心させるかは、キャンプファイヤーなどで経験してる人もいるかもしれない。
これ以外で、サバイバルな状況での火の必要性は環境による。電灯があるのなら灯りとしての火は必要ないが、食べ物の調理には大きな役割を果たすのは言うまでもない。
さらに細かな状況を見ていけば、火は消毒に使える。まずは水の煮沸消毒。濾過した水は5分ほど沸騰させれ飲用可能になるそうだ。生水を飲むよりも此の方が体にはやさしいだろう。
次に今でもやるのかどうかわからないが、針先などを炎で炙って消毒してからマメを潰したりという具合に、器具を直接熱したり、あるいは沸騰した水に入れて煮沸消毒する為に火が必要になる。
火を得るためには火起こしの道具が必要になる。一番手近なのは使い捨てライター。他にオイルライターガスライターなどなど。他に手早く火を偉えるものとしてマッチ、防水効果を施したストームプルーフマッチというのもキャンプアイテムとして知られている。
サバイバル的によく知られているのが、ファイヤースターターという、合金を金属片でこすって火花を起こすもの。いくつか種類があり、(少し前の書き込みでも書いたが)事前に使いかたをマスターする必要がある。
また火打ち石的なものもある。これに近い構造のものが、スパークホイールとでも言うのだろうか、フリントを使ったライターの回し車とフリントだけの部分で火花を起こす道具である。
また薄いシート上のレンズを使って火をおこす方法もある。子供の頃、理科の実験などと言っていたずらしたもんだが、今はどうなんだろうなあ。
サバイバルと言えば、古代の火起こしで弓状のつるに巻きつけたりして、木を摩擦で発火させるというのを思い出す人も要るかもしれない。しかしこの道具、PSKとして持ち歩くにはかなり無理があるだろう。持ち出し袋に入れるのは自由だが、摩擦で火を起こすというのは相当な労力が必要なので選択度はほとんど無いと思う。
これらの道具が合ったとしても、いきなり焚き火になるわけではない。ライターやマッチなら、ある程度可能かもしれないが、ファイヤースターター以下の道具では、まず最初に燃えやすい物(火口ほくち)に火花を当て、それを燃やしたものを火種とする。これで初めてライターやマッチの炎の状態と同じになる。レンズでも同じように燃えやすいものに光の焦点を当てるが、それと同じことである。
それで小さな火を得たとしても、いきなり大きな木に火を移したところで焚き火がかんせいするものでもない。最初に、細かい燃えやすい枯れ草や枯葉に移し、それを小枝へ、という具合に段階的に火を移し炎を大きくしていかなくてはいけない。この手順が出来ないといつまでたっても焚き火が出来ないので、段取りよく準備してから火を起こすようにしよう。
さて、この燃えやすいもの(火口)は市販されているものも多い。バーベキューで使う着火剤やらサバイバル商品の着火剤、手作りのものなどなど。
脱脂綿などや、麻ひもはよくほぐして花を当てるとそれだけで燃えるので、脱脂綿を小さく丸めてPSKに入れる場合もある。また湿気がある場合を考えて、脱脂綿などを(食用)油に漬け込んだものを小さなパウチに入れて保存する人もいる。
この他に火口として、チャークロスという不完全燃焼で炭化したコットを使う人もいる。作り方はネットで調べてもらえばいいので割愛するが、PSKとしてはかさばらないので有難い火口だ。
いずれにしても火種を炎へと大きくするという手順があるので、火口の種類によっては炎を少しの間でも保つ、江戸時代に使われていた「付け木」のようなものが必要な場合もあるので、自分が使う火起こしアイテムに合ったものを準備しておく。
アウトドアでは燃えやすいものを手に入れやすい場合もあるが、災害用としては予めサバイバルキットに入れて必要なときに直ぐ使えるようにしておきたい。
火=灯りと考えるなら、ロウソクもある。それ以外に家庭にある食用油(どんなものでも良い)を容器に入れて芯を浸してそれに火をつけることで立派な灯りになる。日本でも明治以前は器に菜種油などを入れ、そこに入れた芯に火を灯して行灯の明かりとしていた。
今でもそれと同じことが出来る。さらにツナ缶の余ったオイルの中に芯を入れて灯しても明かりとして役に立つ小技もあるので覚えておくと役にたつかもしれない。
これらのアイテムは、出来る限りバックアップ用のものを持つのがサバイバル的だと言える。
火起こしに限らず、あらゆるアイテムでバックアップは必要だと考えたほうがよいだろう。火起こしの場合は、同じ種類のライターを二つ持つよりも、ライターとファイヤースターター。あるいはマッチなどなど、水に濡れたりしても確実に火を起こせるような組み合わせて考えよう。
少し話は戻って、使い捨てライターは、電子ライターと呼ばれるものよりも、フリントを丸い金属でこすって火花を起こす物を持ちたい。ジーッポーも基本的にはこれと同じで、ガスを使うかオイルを使うかが違うが、火花の起こし方は基本的に同じだ。
このタイプだと、たとえガスやオイルが無くなってしまっても、丸いヤスリを回せば火花を飛ばすことができるので、スパークホイールと同じように使える利点がある。
ジッポーライターならば、オイルを入れる部分にフリントを2,3入れて置くというのはジッポーユーザーならよく知っているちょっとした裏技だ。
上記の火起こしとは全く違うが、金たわしに電池(9vの電池がやりやすい)の両極を当てると火花が出る、という方法もある。火起こしの為に電池と金たわしを用意しておくというのはPSK的にはどうかと思うが、こんな方法もあるということで書いておく。YouTubeなどでも動画があるので見てみると良い。この場合も燃えやすいもの(火口や付け木的*なもの)を用意しておく必要はある。
注* 火花を受けて炎を移すときに、先をほぐした綿棒を使うのもアイデアの一つ。
他にもまだありそうだがひとまずここまで。
人類が火を手に入れて以来、火は人間が生きていく上で欠かせない存在になった。といった大げさな背景が「火」にはある。
闇の中で火は、明かりを、暖かさを与えてくれる。電気がない場での「火」がどれほど人を安心させるかは、キャンプファイヤーなどで経験してる人もいるかもしれない。
これ以外で、サバイバルな状況での火の必要性は環境による。電灯があるのなら灯りとしての火は必要ないが、食べ物の調理には大きな役割を果たすのは言うまでもない。
さらに細かな状況を見ていけば、火は消毒に使える。まずは水の煮沸消毒。濾過した水は5分ほど沸騰させれ飲用可能になるそうだ。生水を飲むよりも此の方が体にはやさしいだろう。
次に今でもやるのかどうかわからないが、針先などを炎で炙って消毒してからマメを潰したりという具合に、器具を直接熱したり、あるいは沸騰した水に入れて煮沸消毒する為に火が必要になる。
火を得るためには火起こしの道具が必要になる。一番手近なのは使い捨てライター。他にオイルライターガスライターなどなど。他に手早く火を偉えるものとしてマッチ、防水効果を施したストームプルーフマッチというのもキャンプアイテムとして知られている。
サバイバル的によく知られているのが、ファイヤースターターという、合金を金属片でこすって火花を起こすもの。いくつか種類があり、(少し前の書き込みでも書いたが)事前に使いかたをマスターする必要がある。
また火打ち石的なものもある。これに近い構造のものが、スパークホイールとでも言うのだろうか、フリントを使ったライターの回し車とフリントだけの部分で火花を起こす道具である。
また薄いシート上のレンズを使って火をおこす方法もある。子供の頃、理科の実験などと言っていたずらしたもんだが、今はどうなんだろうなあ。
サバイバルと言えば、古代の火起こしで弓状のつるに巻きつけたりして、木を摩擦で発火させるというのを思い出す人も要るかもしれない。しかしこの道具、PSKとして持ち歩くにはかなり無理があるだろう。持ち出し袋に入れるのは自由だが、摩擦で火を起こすというのは相当な労力が必要なので選択度はほとんど無いと思う。
これらの道具が合ったとしても、いきなり焚き火になるわけではない。ライターやマッチなら、ある程度可能かもしれないが、ファイヤースターター以下の道具では、まず最初に燃えやすい物(火口ほくち)に火花を当て、それを燃やしたものを火種とする。これで初めてライターやマッチの炎の状態と同じになる。レンズでも同じように燃えやすいものに光の焦点を当てるが、それと同じことである。
それで小さな火を得たとしても、いきなり大きな木に火を移したところで焚き火がかんせいするものでもない。最初に、細かい燃えやすい枯れ草や枯葉に移し、それを小枝へ、という具合に段階的に火を移し炎を大きくしていかなくてはいけない。この手順が出来ないといつまでたっても焚き火が出来ないので、段取りよく準備してから火を起こすようにしよう。
さて、この燃えやすいもの(火口)は市販されているものも多い。バーベキューで使う着火剤やらサバイバル商品の着火剤、手作りのものなどなど。
脱脂綿などや、麻ひもはよくほぐして花を当てるとそれだけで燃えるので、脱脂綿を小さく丸めてPSKに入れる場合もある。また湿気がある場合を考えて、脱脂綿などを(食用)油に漬け込んだものを小さなパウチに入れて保存する人もいる。
この他に火口として、チャークロスという不完全燃焼で炭化したコットを使う人もいる。作り方はネットで調べてもらえばいいので割愛するが、PSKとしてはかさばらないので有難い火口だ。
いずれにしても火種を炎へと大きくするという手順があるので、火口の種類によっては炎を少しの間でも保つ、江戸時代に使われていた「付け木」のようなものが必要な場合もあるので、自分が使う火起こしアイテムに合ったものを準備しておく。
アウトドアでは燃えやすいものを手に入れやすい場合もあるが、災害用としては予めサバイバルキットに入れて必要なときに直ぐ使えるようにしておきたい。
火=灯りと考えるなら、ロウソクもある。それ以外に家庭にある食用油(どんなものでも良い)を容器に入れて芯を浸してそれに火をつけることで立派な灯りになる。日本でも明治以前は器に菜種油などを入れ、そこに入れた芯に火を灯して行灯の明かりとしていた。
今でもそれと同じことが出来る。さらにツナ缶の余ったオイルの中に芯を入れて灯しても明かりとして役に立つ小技もあるので覚えておくと役にたつかもしれない。
これらのアイテムは、出来る限りバックアップ用のものを持つのがサバイバル的だと言える。
火起こしに限らず、あらゆるアイテムでバックアップは必要だと考えたほうがよいだろう。火起こしの場合は、同じ種類のライターを二つ持つよりも、ライターとファイヤースターター。あるいはマッチなどなど、水に濡れたりしても確実に火を起こせるような組み合わせて考えよう。
少し話は戻って、使い捨てライターは、電子ライターと呼ばれるものよりも、フリントを丸い金属でこすって火花を起こす物を持ちたい。ジーッポーも基本的にはこれと同じで、ガスを使うかオイルを使うかが違うが、火花の起こし方は基本的に同じだ。
このタイプだと、たとえガスやオイルが無くなってしまっても、丸いヤスリを回せば火花を飛ばすことができるので、スパークホイールと同じように使える利点がある。
ジッポーライターならば、オイルを入れる部分にフリントを2,3入れて置くというのはジッポーユーザーならよく知っているちょっとした裏技だ。
上記の火起こしとは全く違うが、金たわしに電池(9vの電池がやりやすい)の両極を当てると火花が出る、という方法もある。火起こしの為に電池と金たわしを用意しておくというのはPSK的にはどうかと思うが、こんな方法もあるということで書いておく。YouTubeなどでも動画があるので見てみると良い。この場合も燃えやすいもの(火口や付け木的*なもの)を用意しておく必要はある。
注* 火花を受けて炎を移すときに、先をほぐした綿棒を使うのもアイデアの一つ。
他にもまだありそうだがひとまずここまで。
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