ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

Cutting Tool 切る道具
サバイバルアイテムというとまずナイフが思い浮かぶ。アメリカなどあちらの国の人には、ナイフは道具の一つと考えられていて、日本の刃物の捉え方とは文化的、歴史的に大きな違いがある。
日本においての刃物の扱いは、ナイフを規制する銃刀法を参考にすれば良いが、一般的なコンセンサスとして、必要のない刃物を持ち歩くことへの懸念がここに集約されているのではないかと考える。
ただし、アメリカにあっても規制されている場所もあり、そこではローカルルールに準ずるのであって、自由に銃やナイフを持ち歩けるわけではない。またイギリスでも銃は持ち歩けないし、ナイフは刃渡りが定められた長さのもの以外は法で規制されている。
日本もイギリスと同じように見えるが、日本の場合は銃刀法での規制の他に、軽犯罪法があるので、不必要に持ち歩いているナイフは没収される可能性が極めて高い。たとえそれが銃刀法に定められた長さの刃渡りであってもである。
ナイフを持ち歩く必要性がある場合というのは、極めてレアになってしまってる。一般的なところでは、キャンプやハイキングで「料理に使う」包丁的なナイフ、あるいは釣り上げた「魚を捌く」ためのナイフ程度ではないだろうか。(クライミングならばロープを切るためのナイフを持つだろうけど、これはあまり一般的なケースではないと考える)。
別の言い方をするなら、いくら山で使いますからと言ってナイフを持っていても、料理の用意をしていない、あるいはクライミングの用意がない場合はナイフだけを不要に持ってると見なされる可能性が高いということを覚えておこう。
家に置いてある避難用バッグに十徳ナイフを入れて置いてあるというのはアリだが、アルトイズ缶に入れたPSKにナイフの類を入れて持ち歩くというのは軽犯罪法に引っかかる可能性が高い。
いくら緊急時のものですと説明した所で、あなたを止めて職務質問する警察官は「人を殺傷する危険性がある刃物」を持ち歩いてる事で、軽犯罪法に触れたと考えるだろう。ナイフだけではなく、ナイフがセットになっているマルチツールも同じだし、普通なら事務用品として考えるカターナイフですら「刃物」なのだ。
ということを踏まえて、日本でのサバイバルアイテムの中で切る道具というのは位置付けが難しいと感じる。
なので、小さな事務用ハサミを一つ持っている。ちょっとした糸や紙が切れる程度だが、無いよりもマシ。
ただ、日本でナイフをサバイバル用に持っていたとして、どれだけ使いこなせるのだろうという疑問もある。まず、普段から使わないナイフという道具がいざと言う時に使えるのだろうか?アメリカなどなら、普段から道具として活用してるからこそツールとしてのナイフの価値がある。
またとあるサバイバルキット(アメリカの人)の動画で、刃渡りの短い折りたたみナイフでは人は殺せないと言っていた。これがあちらの人全ての意見だとは思わないが、一分の理はあると思った。
自分なりに思ったのは、刃渡りの短いナイフを用いて致死的な傷を負わせられる前に、抵抗したり逃げたりしなくてはいけないというのが不文律として存在するのだということ。 ナイフを持ってる相手に対して、ただたんに立ちすくんで傷つけられる、なんてことは考えられないのがアメリカだと思うのだ。良い悪いは別として、自分の身は自分で守るというのはそういうことなのだとも感じる。
果たして日本の人が同じように思い、同じように行動できるだろうか?出来る人もいるだろうが、多くの人には難しいのではないだろうか?それは、ナイフという道具自体が日本の社会に受け入れられていないからじゃないだろうか。
ということで、平時にPSKを持ち歩くのなら、ナイフ以外で使いやすい道具を見付けてキットに組み込むという方向で考えたい。
ただし災害時に避難用持ち出し袋(Bugout Bag)には、十徳ナイフやマルチツールを入れておくと良い。持ち出し袋を担いで歩くような状況下で職務質問をするほど警察官も暇ではないだろうし、なによりもそんな状況で使われるのがそれらツールの役割なのだ。
サバイバルアイテムというとまずナイフが思い浮かぶ。アメリカなどあちらの国の人には、ナイフは道具の一つと考えられていて、日本の刃物の捉え方とは文化的、歴史的に大きな違いがある。
日本においての刃物の扱いは、ナイフを規制する銃刀法を参考にすれば良いが、一般的なコンセンサスとして、必要のない刃物を持ち歩くことへの懸念がここに集約されているのではないかと考える。
ただし、アメリカにあっても規制されている場所もあり、そこではローカルルールに準ずるのであって、自由に銃やナイフを持ち歩けるわけではない。またイギリスでも銃は持ち歩けないし、ナイフは刃渡りが定められた長さのもの以外は法で規制されている。
日本もイギリスと同じように見えるが、日本の場合は銃刀法での規制の他に、軽犯罪法があるので、不必要に持ち歩いているナイフは没収される可能性が極めて高い。たとえそれが銃刀法に定められた長さの刃渡りであってもである。
ナイフを持ち歩く必要性がある場合というのは、極めてレアになってしまってる。一般的なところでは、キャンプやハイキングで「料理に使う」包丁的なナイフ、あるいは釣り上げた「魚を捌く」ためのナイフ程度ではないだろうか。(クライミングならばロープを切るためのナイフを持つだろうけど、これはあまり一般的なケースではないと考える)。
別の言い方をするなら、いくら山で使いますからと言ってナイフを持っていても、料理の用意をしていない、あるいはクライミングの用意がない場合はナイフだけを不要に持ってると見なされる可能性が高いということを覚えておこう。
家に置いてある避難用バッグに十徳ナイフを入れて置いてあるというのはアリだが、アルトイズ缶に入れたPSKにナイフの類を入れて持ち歩くというのは軽犯罪法に引っかかる可能性が高い。
いくら緊急時のものですと説明した所で、あなたを止めて職務質問する警察官は「人を殺傷する危険性がある刃物」を持ち歩いてる事で、軽犯罪法に触れたと考えるだろう。ナイフだけではなく、ナイフがセットになっているマルチツールも同じだし、普通なら事務用品として考えるカターナイフですら「刃物」なのだ。
ということを踏まえて、日本でのサバイバルアイテムの中で切る道具というのは位置付けが難しいと感じる。
なので、小さな事務用ハサミを一つ持っている。ちょっとした糸や紙が切れる程度だが、無いよりもマシ。
ただ、日本でナイフをサバイバル用に持っていたとして、どれだけ使いこなせるのだろうという疑問もある。まず、普段から使わないナイフという道具がいざと言う時に使えるのだろうか?アメリカなどなら、普段から道具として活用してるからこそツールとしてのナイフの価値がある。
またとあるサバイバルキット(アメリカの人)の動画で、刃渡りの短い折りたたみナイフでは人は殺せないと言っていた。これがあちらの人全ての意見だとは思わないが、一分の理はあると思った。
自分なりに思ったのは、刃渡りの短いナイフを用いて致死的な傷を負わせられる前に、抵抗したり逃げたりしなくてはいけないというのが不文律として存在するのだということ。 ナイフを持ってる相手に対して、ただたんに立ちすくんで傷つけられる、なんてことは考えられないのがアメリカだと思うのだ。良い悪いは別として、自分の身は自分で守るというのはそういうことなのだとも感じる。
果たして日本の人が同じように思い、同じように行動できるだろうか?出来る人もいるだろうが、多くの人には難しいのではないだろうか?それは、ナイフという道具自体が日本の社会に受け入れられていないからじゃないだろうか。
ということで、平時にPSKを持ち歩くのなら、ナイフ以外で使いやすい道具を見付けてキットに組み込むという方向で考えたい。
ただし災害時に避難用持ち出し袋(Bugout Bag)には、十徳ナイフやマルチツールを入れておくと良い。持ち出し袋を担いで歩くような状況下で職務質問をするほど警察官も暇ではないだろうし、なによりもそんな状況で使われるのがそれらツールの役割なのだ。
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