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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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前回、あちらのサバイバルアイテムの考え方ということで10のCについて書いた。
今回は少し視点を変えてみる。

 日本でのサバイバル的状況で一番に思い浮かぶのは災害だろうか?震災、津波、気象的災害などが考えられる。これ以外の危機的状況は、日本ではあまり馴染みがないのは幸いなのかも。ということで、これらの災害に則してみる。

 東北の震災の時からだろうか、「帰宅困難者」という言葉がよく聞かれるようになった。何らかの災害で出先から家に戻るのが困難になった人々。交通機関がストップしてしまうと家に歩いて帰るのも困難な状況。災害時にそのような状況が想定されるのなら、こんなものを持っていた方が良いだろうというリストなどはネットでたくさん見つかる。

 これらは日本という国に合わせて考えられた立派なサバイバルアイテムだ。

 特に必須といわれるのは携帯電話、ラジオ、水。これに加えてコンパスと地図。これらを何時も持ち歩くカバンに入れておく。

 ここでのポイントは「いつものカバン」。それはビジネスバッグかも知れないし、小さな手提げかもしれない。いずれにしてもサバイバルアイテムを詰め込むための大きなザックではないのだ。
個人的なサバイバルアイテムで最小限度必要だと思われるものがこれらだ、と専門家が言うのだ。だが、携帯電話はサバイバルアイテムかと聞かれると、サバイバルアイテムではないと答えるだろう。でもサバイバル時にも大いに役に立つという意味では重要なアイテムだ。

 先の10Cに合わせてみると、水というのが共通のアイテム。

 携帯電話は10Cではないが、コミュニケーションのアイテムの一つと考えられる。またラジオも一方的ではあるがコミュニケーションツールになる。情報を発信する、情報を得る、というのが日本では大切なサバイバル活動だということでもあるわけだ。

コンパスと地図は自分のいる場所、あるいは帰る家までのエリアをカバーしたもので、タウンマップ的なものがあればいい。当然だが、地図の見方やコンパスの使い方は事前に知っているべきこと。よく知ってる道、あるいは幹線沿いに歩けば帰れるとかいう人もいるだろう。しかし道路がちゃんと繋がってるという保障はどこにもないのだ。道路に積もった瓦礫を迂回してアチラコチラへ進むこともある。阪神の震災の際に実際に経験したことなので、災害時の道が普段と同じ状況だとの考えは持たないようにしている。

 必須アイテムについてもう少し。水は、例えばペットボトル1本500mlもあれば当座はしのげげる。もし店舗や水道設備が生きて入れば、安全な水が他の国に比べて比較的楽に手に入るのだから。もちろんコンビニで水を得るのならお金が必要。ならばそれなりのお金も持っている必要があるわけだ。こうやって考えるとアイテムが少しずつ整ってくる。
 
 これらのアイテムに加えて、簡単なファーストエイドキット(FAK)や、ちょっとした食べ物、自動販売機用の小銭、連絡用にホイッスルなどを持つようにしていくと、自分なりのパーソナルなサバイバルキットが組み上がっていく。

 もちろん専門家が推奨するようなアイテムを揃えて持つのは悪くないが、何度も書いているように、そのアイテムは何のために、どうやって使うものなのか、どんな状況で使うものなのかは十分に吟味してから選ぶことが大事だ。
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