ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

アイテムを選ぶ際、基本にあるのは3の法則。
その中で「空気」に関しては、これは地上にあっては大前提的に存在するもので、これを得るために必要なアイテムというのは、サバイバルキットの中に含まれることは稀である。
この3の法則以外にもアイテムを選ぶ際にもう一つ重要な事がある。それは、どういう状況で使うアイテムなのか、どのようなサバイバルな状況を想定してアイテムを選ぶのか、である。
アメリカのサバイバル的シーンでよく見られるのが、アポカリプスという考え方。ここには戦争や大気汚染までも含む場合があるので、ガスマスクなどをサバイバルアイテムに加える人も当然いる。
繰り返すが、必要なのは「どんな状況で使うか」であり、またそれを「どのように使えば生き延びられるのか」を考えた上でアイテムを選ぶということだ。何のためにそのアイテムを選ぶのか、どうやって使うのか。この二点の考えなしに無作為にアイテムを選ばない事。
世には商品としてのサバイバルキットもいくつも売られているが、それを入手するだけでサバイバルが出来ると思うのは大きな間違いである。そのキットは一般的に必要とされるものを揃えているだけであり、自分がサバイバル的な状況に置かれた場合に使えるアイテム、道具であるかは別の問題なのだ。さらに、それらのアイテムが必要だとして選んでみても、どうやって使うのかを知らなくては、いざと言う時に使えない。
サバイバルキットに同梱される事が多い、火起こしアイテム「ファイヤースターター」を例にとってみる。
これはフェロセリウムという合金で出来たスティック状のもので、金属片などを擦りつけて火花を作る。それを火口、ティンダーと呼ばれる可燃性のものに当てて発火させるというもの。
フェロセリウム・ロッドは表面が黒くなっている部分を削り落としてから使うのが手順だ。黒くなっているのは合金が酸化した為で、ここをいくらこすっても火花は出ない。また、こすりつける金属片も、何でも良いわけではない。ファイヤースターターを呼ばれるものには、たいてい金属片も一緒に付いているが、それですらこすりつける向き、角度、方向があって、それを知らずには火花は出ないのだ。
残念なことに、これらのことは商品には書かれていない。不親切だとかではなく、そういう商品は使い方を知った人が購入するものだから・・ということなのかもしれない。
どんなアイテムを選ぶのかの前提になるのは、サバイバルキットが必要とされる状況による。それは災害だったり緊急時だったり、それらの状況をどれだけリアルに考える事が出来るかである。
日本では、そういうサバイバルキットが必要とされる状況として想定される出来事というのがアメリカほど多くはないと思う。それは幸いなことなのだろう。
日本の場合はまず自然災害というのが一番に来るのではないかな。(福島原発のように人災的なものもあるが、ここではそれも含めておく)
一方アメリカでは、最大の災害は人が起こすと考える。自然災害、あるいはテロが、あるいは戦争が、と考える。そしてその後、暴徒化というシナリオまで考える人が多い。
また広大な自然があるアメリカでは、長距離ドライブの途中(たとえばアリゾナの砂漠を走る道路で車が壊れたら)あるいは、載っている飛行機がどこかの山に不時着したら、などなどもサバイバルキットが必要とされる状況である。
これに近いのは北海道の一部で、隣の町まで道路上に街灯がないとか、原野の真ん中の道路で車が故障したとか、というのは考えられるがどうだろう。
先に書いたとおり、アメリカで使われるサバイバルキットはそれらの状況を考えて組まれたものであるため、日本のサバイバル的な状況では使えないものも出てくる。まあ、パック商品としてのサバイバルキットを使うなということではなく、それを使うのならどこでどうやって使うかをよく吟味してからにすべしと言ってるのだ。
当然入らないものは取り外し、不足してると思うものがあれば追加する。そうやって自分の想定する状況に必要なキットを組み上げていくのも、アイテム選びの一つの方法ではある。
その中で「空気」に関しては、これは地上にあっては大前提的に存在するもので、これを得るために必要なアイテムというのは、サバイバルキットの中に含まれることは稀である。
この3の法則以外にもアイテムを選ぶ際にもう一つ重要な事がある。それは、どういう状況で使うアイテムなのか、どのようなサバイバルな状況を想定してアイテムを選ぶのか、である。
アメリカのサバイバル的シーンでよく見られるのが、アポカリプスという考え方。ここには戦争や大気汚染までも含む場合があるので、ガスマスクなどをサバイバルアイテムに加える人も当然いる。
繰り返すが、必要なのは「どんな状況で使うか」であり、またそれを「どのように使えば生き延びられるのか」を考えた上でアイテムを選ぶということだ。何のためにそのアイテムを選ぶのか、どうやって使うのか。この二点の考えなしに無作為にアイテムを選ばない事。
世には商品としてのサバイバルキットもいくつも売られているが、それを入手するだけでサバイバルが出来ると思うのは大きな間違いである。そのキットは一般的に必要とされるものを揃えているだけであり、自分がサバイバル的な状況に置かれた場合に使えるアイテム、道具であるかは別の問題なのだ。さらに、それらのアイテムが必要だとして選んでみても、どうやって使うのかを知らなくては、いざと言う時に使えない。
サバイバルキットに同梱される事が多い、火起こしアイテム「ファイヤースターター」を例にとってみる。
これはフェロセリウムという合金で出来たスティック状のもので、金属片などを擦りつけて火花を作る。それを火口、ティンダーと呼ばれる可燃性のものに当てて発火させるというもの。
フェロセリウム・ロッドは表面が黒くなっている部分を削り落としてから使うのが手順だ。黒くなっているのは合金が酸化した為で、ここをいくらこすっても火花は出ない。また、こすりつける金属片も、何でも良いわけではない。ファイヤースターターを呼ばれるものには、たいてい金属片も一緒に付いているが、それですらこすりつける向き、角度、方向があって、それを知らずには火花は出ないのだ。
残念なことに、これらのことは商品には書かれていない。不親切だとかではなく、そういう商品は使い方を知った人が購入するものだから・・ということなのかもしれない。
どんなアイテムを選ぶのかの前提になるのは、サバイバルキットが必要とされる状況による。それは災害だったり緊急時だったり、それらの状況をどれだけリアルに考える事が出来るかである。
日本では、そういうサバイバルキットが必要とされる状況として想定される出来事というのがアメリカほど多くはないと思う。それは幸いなことなのだろう。
日本の場合はまず自然災害というのが一番に来るのではないかな。(福島原発のように人災的なものもあるが、ここではそれも含めておく)
一方アメリカでは、最大の災害は人が起こすと考える。自然災害、あるいはテロが、あるいは戦争が、と考える。そしてその後、暴徒化というシナリオまで考える人が多い。
また広大な自然があるアメリカでは、長距離ドライブの途中(たとえばアリゾナの砂漠を走る道路で車が壊れたら)あるいは、載っている飛行機がどこかの山に不時着したら、などなどもサバイバルキットが必要とされる状況である。
これに近いのは北海道の一部で、隣の町まで道路上に街灯がないとか、原野の真ん中の道路で車が故障したとか、というのは考えられるがどうだろう。
先に書いたとおり、アメリカで使われるサバイバルキットはそれらの状況を考えて組まれたものであるため、日本のサバイバル的な状況では使えないものも出てくる。まあ、パック商品としてのサバイバルキットを使うなということではなく、それを使うのならどこでどうやって使うかをよく吟味してからにすべしと言ってるのだ。
当然入らないものは取り外し、不足してると思うものがあれば追加する。そうやって自分の想定する状況に必要なキットを組み上げていくのも、アイテム選びの一つの方法ではある。
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