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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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10cの残り2つ

Cargo Tape
 これは荷造り用の丈夫なテープという意味合いで使われてる。よく聞くのはダクトテープで、水道管の保守などに使う耐水性の丈夫な品。ダクトテープという商品名で検索すればいろいろなものが出てくるので、水道、あるいは台所回りで使うものを持てば良いだろう。
ダクトテープの用途はかなり広いので、あればあるほど良いアイテムではあるが、買ったものをそのまま持ち歩くのではPSK的には大きすぎるので、適当な長さに丸め直したものをPSKの容器に収められるように工夫する。テープの幅から考えて、小さな心棒に巻きつけたり、プラスチックのカードを適当な大きさに切って芯にするなど、自分で工夫すれば良い。

 ダクトテープの他に、アメリカではゴリラテープという商品があるそうだ。ゴリラテープはゴリラのように丈夫だというネーミングらしいが、ダクトテープほどの強い粘着力は無い。その分、ダクトテープのように粘着による粘つきがないということから、このゴリラテープを持ち歩く人も増えているように思える。

 この他には、ビニールテープなどもテープの一つとしてPSKに含める人もいる。大抵の場合は、PSKを入れた容器を密閉する為に周囲に巻きつけるという方法がとられるようだ。


Canvas needle
 こちらは針と糸。言わずと知れた道具ではあるが、PSKとして持ち歩くものは裁縫針と木綿糸以外に、太めの針と丈夫な糸を選ぶ人もある。
 針と糸は破れた服を繕うのが用途になるが、太めの針と丈夫な糸では一般的な裁縫道具では繕えない厚手の素材も扱える。あるいは、傷口を縫うための道具を兼ねてその用途に使える物を用意している人もいる。
 また針は熱して曲げて釣り針の代替品として使う、という考え方もあるようだ。
 これに類するものとして、安全ピンがある。これも破れた服などを繕うことも出来るし、開いたまま丈夫な糸をつければ釣り針の代替になる、とも言われたりする。それで実用性があるのかどうかはわからないが、一つのものを多様に使うというのはPSKアイテムに共通した考え方であろう。


 以上が10のCについてのまとめであるが、アイテム選びの考え方のページでも書いたように、これ以外の考え方もあるわけで、各々が考えた結果の一つでしか無い。
 個人的にはCommunicationを何かと入れ替えて自分なりの10Cとしたいと考えている。コミュニケーションとは他の人と意思を伝えるということだが、PSKとしてのコミュニケーションは災害時の連絡ツールという意味合いになる。
 ツールとしては、よく知れられたアイテムばかりで、笛だったりシグナルミラーだったり。自分がどのような状況を想定して、それを使ってどのように自分の存在をほかの人に知らしめるかを考えて選べばよい。

 もちろん一つだけではなく、笛とミラー両方でも構わないしそれ以上になにか適切なものがあるかもしれない。それを考える楽しみもここにはある。

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Compass コンパス 方位磁石。文字通り磁力をで方位を確認するもの。

 コンパスはナビゲーションツールであり、なおかつ単体ではあまり意味が無い。もし自分がいる場所について詳しく知っているとしても、災害時などには道路状況も変化しているかもしれないし、道なりに歩いても障害物に阻まれて迂回することは多々ある。

 その際、コンパスだけを使うよりも周辺地図と合わせて使うことでより確かな位置確認が出来るし、自分の進む方向も分かる。
 山歩きで地図を使う場合、国土地理院の2万五千分の一の地図を使い磁石のズレを含めて地図を読む必要があるが、住宅市内ではそこまでの必要はないだろう。通りの名前や地名からも判断できるし、磁力のズレを含める必要はない。
 住宅地や市内では道路地図の必要部分をコンパスと一緒にして持ち歩く。災害で道路などが通れなくなり迂回した場合、進んでいる方角と地図を照らしあわせて、位置確認が出来る。そのためには出来れば曲がり角や分岐で、その都度自分がいる場所を確認して進む。
 
 帰宅困難者の持ち物としても、自分の職場から家、あるいは出先から家の地図とコンパスの携帯は必須である。

 コンパスの使い方というよりも、コンパスは単純に南北を指すものなので、それと地図の北を合わせたうえで、地図で場所を確認するという手順を知らないと、コンパスも地図も保つ意味が無い。
 自分の住んでいる場所の地図とコンパスを持って実際に歩きながら地図を読む経験をしておくのが良いだろう。

 コンパスは大小、高額なものから安価なものまでいろいろあるが、南北を指すと言う基本的な動作はどれも同じなので、自分の持ち歩きやすいもので良いだろう。PSK用としてはボタンコンパスがよく知られるている。

 コンパスをPSK缶に他の磁力があるものと一緒に入れると、狂ってしまうことがあるので注意の事。同じように、バッグなどに強力磁石がついてるものも注意。正しい方向を指さない場合、大体は180度逆を指すことになるが、磁石の躯体の瑕疵での狂いもの考えられる。そのためにもまずは実際に知った場所で使ってみること。

 正しい方位を示さない場合の修復の方法は割愛。ネットで検索のこと。
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Cordage コード紐の類 物を結ぶもの

 サバイバルで一番ポピュラーなのはパラコードではないかと思う。あちらのサバイバルアイテムの動画などを見てもパラコードを束ねて装備したり、あるいは編んで身に付けるなどいろんな手法で身近に持つ人がいる。
 この他では、最近だがケブラーの紐などをパラコードの代わりに加えてる人もいる。繊維の太さあたりで考えるとケブラーのほうが大きな過重に耐えるようで、その分細いケブラーを持つ。つまり同じ長さならケブラーの方が細く場所を取らないということになる。日本ではケブラーの紐はまだ一般的ではなく、商品としても織物用途で大型の巻で売られてる様だ。いずれパラコードの用に売られる日もあるのではないかと思う。

 その他には物を結ぶという点で、プラスチックのタイバンドや針金をコード類に含めて考える。

 その用途は、Coverの項目で書いた通りシェルターを作るときなどに用いる。また荷物を運びやすく結んだり、止血などでも使える。パラコードの中の芯は7本あるが、これを釣り糸にしたり、罠を作ったりというのもあるそうだ。またデンタルフロスの代わりに使うというのもあるそうだ。

 どこまでが紐なのかというのは難しいが、軽くて場所を取らない丈夫な紐を持ってると何かと便利だ。
 これも動画の受け売りで、パラコードの芯をデンタルフロスに使うというのと逆の発想なのかもしれないが、デンタルフロスも細さの割にはかなり丈夫なので、これを釣り糸などに流用するというのもあるそうだ。もちろん何かを結ぶ時に使える。

 初めに書いたように、シェルター作りには欠かせないのがロープ類で、木と木の間にロープを張って、その上からグラウンドシートなどをかぶせ、片側を地面で固定すると簡単なタープになってくれる。

 ロープの結び方やつなぎ方の基本的なものは覚えておきたい。これらもネットで検索すればていねいに教えてくれてるサイトがあるのでそちらを参照の事。
 
 さて、パラコードは耐久力もあり一本で250キロ程耐えられるらしい。が、それはあくまでも静荷重でのことであり、人がぶら下がるという意味ではクライミングロープに遠く及ばない。複数本を使うというのも手だが、そのためには事前に状況を想定してどれだけ必要なのか考えて用意して置くべきである。さらにこれを高い場所からの脱出用と考えるのなら、かなりの慎重さがと運が必要になると考える。(マンションなどの高い階からの脱出を考えるのなら、まず避難経路を頭に入れておくべきであり、間違ってもベランダからパラコードをぶら下げて脱出などと思いつきで実行しないこと。その必要があるのなら、市販のマンション用の縄梯子を用意したほうがよほど安全だろう。それですら使い方をしっかりわかっているべきである)
 いろいろなコード類を持つのなら、どういった特性があるかを理解してから用途に応じて使用する事が大事だ。これはどのアイテムでも同じで、サバイバルアイテムを選ぶときの基本だろう。
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