ちりぬるをわか
日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

どんな考えにもとづいてアイテムを選ぶか。
すでに3の法則に沿って選ぶと書いたが、一つ一つに当てはめてみる。(3分はパス)
○3時間(体温の保存)
これには2通りの方法がある。外気の遮断と外気ごと温めるの2つである。簡単に言えば身に纏うようにして体の熱を逃さない方法と、熱量があるものを身のそばに置く方法。
身に纏うというのは、例えばサバイバルシートを体に巻くという方法。熱量があるものというのは例えば火をおこすあるいはカイロを使うなど。
また直接身にまとわなくても、雨風を避けられるように物陰に隠れるとか、風除けを造るという方法もある。
風除けを作るのであれば何が必要かも考えなくてはいけない。
○3日(水の確保)
まず必要なのは、水を入れる容器。これをどうするのか?ポリタンクなのか、空のペットボトルなのか、それともビニール袋状のものを代用するのか。
次にどこから水を得るのかによって対処が変わるので、それに対応出来るアイテムも必要になる。水道を通して水が確保できるのなら消毒の問題はないだろうが、自然の水、湧き水、あるいはたまり水を使う場合もあるだろう。そういった場合、体調を崩さないよう、安全に飲めるようにできるのか?
ほとんどの場合、水を沸かして消毒ができるが、煮沸するのなら火が必要になるし熱に耐えられるコンテナも必要だろう。ろ過器を通すという方法もある。あるいはアメリカなどでよく使われる水の浄化剤的なものもある。
○3週間(食料の確保)
3週間食べなくても生き延びられるとはいえ、そこまで空腹を堪えるよりも必要に応じて食料を確保できる方法を考えるほうが良い。
日本ではどうだろうと思うが、アメリカなどのサバイバルキットに含まれているのはワイヤー。これはスネアワイヤーと呼ばれ、小動物を掴まえるための罠を作るワイヤーという意味である。その他に釣り針、釣り糸とおもりがセットになっているものが多い。当然ではあるが、魚を釣るための道具である。
小動物や魚を捕まえて自分でさばいて食料にするというのが食料確保の一つの方法だと考えられてる。
果たして、それと同じことを日本の災害時に出来るだろうか?あるいは緊急事態に近所の池で釣り糸をたれて魚を捕まえようと思うだろうか?
本当になにも食べるものがないのなら、近所の池で魚を釣るというのもありかもしれない。あるいは海の近くなら更にいいだろう。
さて、自分ならどうするのだろう。それを考えた上でアイテムを選ぶしかないだろう。
以上は3の法則に沿って考えてみたが、これと別の角度からの考え方もあるので次はそれについて書いてみたい。
すでに3の法則に沿って選ぶと書いたが、一つ一つに当てはめてみる。(3分はパス)
○3時間(体温の保存)
これには2通りの方法がある。外気の遮断と外気ごと温めるの2つである。簡単に言えば身に纏うようにして体の熱を逃さない方法と、熱量があるものを身のそばに置く方法。
身に纏うというのは、例えばサバイバルシートを体に巻くという方法。熱量があるものというのは例えば火をおこすあるいはカイロを使うなど。
また直接身にまとわなくても、雨風を避けられるように物陰に隠れるとか、風除けを造るという方法もある。
風除けを作るのであれば何が必要かも考えなくてはいけない。
○3日(水の確保)
まず必要なのは、水を入れる容器。これをどうするのか?ポリタンクなのか、空のペットボトルなのか、それともビニール袋状のものを代用するのか。
次にどこから水を得るのかによって対処が変わるので、それに対応出来るアイテムも必要になる。水道を通して水が確保できるのなら消毒の問題はないだろうが、自然の水、湧き水、あるいはたまり水を使う場合もあるだろう。そういった場合、体調を崩さないよう、安全に飲めるようにできるのか?
ほとんどの場合、水を沸かして消毒ができるが、煮沸するのなら火が必要になるし熱に耐えられるコンテナも必要だろう。ろ過器を通すという方法もある。あるいはアメリカなどでよく使われる水の浄化剤的なものもある。
○3週間(食料の確保)
3週間食べなくても生き延びられるとはいえ、そこまで空腹を堪えるよりも必要に応じて食料を確保できる方法を考えるほうが良い。
日本ではどうだろうと思うが、アメリカなどのサバイバルキットに含まれているのはワイヤー。これはスネアワイヤーと呼ばれ、小動物を掴まえるための罠を作るワイヤーという意味である。その他に釣り針、釣り糸とおもりがセットになっているものが多い。当然ではあるが、魚を釣るための道具である。
小動物や魚を捕まえて自分でさばいて食料にするというのが食料確保の一つの方法だと考えられてる。
果たして、それと同じことを日本の災害時に出来るだろうか?あるいは緊急事態に近所の池で釣り糸をたれて魚を捕まえようと思うだろうか?
本当になにも食べるものがないのなら、近所の池で魚を釣るというのもありかもしれない。あるいは海の近くなら更にいいだろう。
さて、自分ならどうするのだろう。それを考えた上でアイテムを選ぶしかないだろう。
以上は3の法則に沿って考えてみたが、これと別の角度からの考え方もあるので次はそれについて書いてみたい。
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アイテムを選ぶ際、基本にあるのは3の法則。
その中で「空気」に関しては、これは地上にあっては大前提的に存在するもので、これを得るために必要なアイテムというのは、サバイバルキットの中に含まれることは稀である。
この3の法則以外にもアイテムを選ぶ際にもう一つ重要な事がある。それは、どういう状況で使うアイテムなのか、どのようなサバイバルな状況を想定してアイテムを選ぶのか、である。
アメリカのサバイバル的シーンでよく見られるのが、アポカリプスという考え方。ここには戦争や大気汚染までも含む場合があるので、ガスマスクなどをサバイバルアイテムに加える人も当然いる。
繰り返すが、必要なのは「どんな状況で使うか」であり、またそれを「どのように使えば生き延びられるのか」を考えた上でアイテムを選ぶということだ。何のためにそのアイテムを選ぶのか、どうやって使うのか。この二点の考えなしに無作為にアイテムを選ばない事。
世には商品としてのサバイバルキットもいくつも売られているが、それを入手するだけでサバイバルが出来ると思うのは大きな間違いである。そのキットは一般的に必要とされるものを揃えているだけであり、自分がサバイバル的な状況に置かれた場合に使えるアイテム、道具であるかは別の問題なのだ。さらに、それらのアイテムが必要だとして選んでみても、どうやって使うのかを知らなくては、いざと言う時に使えない。
サバイバルキットに同梱される事が多い、火起こしアイテム「ファイヤースターター」を例にとってみる。
これはフェロセリウムという合金で出来たスティック状のもので、金属片などを擦りつけて火花を作る。それを火口、ティンダーと呼ばれる可燃性のものに当てて発火させるというもの。
フェロセリウム・ロッドは表面が黒くなっている部分を削り落としてから使うのが手順だ。黒くなっているのは合金が酸化した為で、ここをいくらこすっても火花は出ない。また、こすりつける金属片も、何でも良いわけではない。ファイヤースターターを呼ばれるものには、たいてい金属片も一緒に付いているが、それですらこすりつける向き、角度、方向があって、それを知らずには火花は出ないのだ。
残念なことに、これらのことは商品には書かれていない。不親切だとかではなく、そういう商品は使い方を知った人が購入するものだから・・ということなのかもしれない。
どんなアイテムを選ぶのかの前提になるのは、サバイバルキットが必要とされる状況による。それは災害だったり緊急時だったり、それらの状況をどれだけリアルに考える事が出来るかである。
日本では、そういうサバイバルキットが必要とされる状況として想定される出来事というのがアメリカほど多くはないと思う。それは幸いなことなのだろう。
日本の場合はまず自然災害というのが一番に来るのではないかな。(福島原発のように人災的なものもあるが、ここではそれも含めておく)
一方アメリカでは、最大の災害は人が起こすと考える。自然災害、あるいはテロが、あるいは戦争が、と考える。そしてその後、暴徒化というシナリオまで考える人が多い。
また広大な自然があるアメリカでは、長距離ドライブの途中(たとえばアリゾナの砂漠を走る道路で車が壊れたら)あるいは、載っている飛行機がどこかの山に不時着したら、などなどもサバイバルキットが必要とされる状況である。
これに近いのは北海道の一部で、隣の町まで道路上に街灯がないとか、原野の真ん中の道路で車が故障したとか、というのは考えられるがどうだろう。
先に書いたとおり、アメリカで使われるサバイバルキットはそれらの状況を考えて組まれたものであるため、日本のサバイバル的な状況では使えないものも出てくる。まあ、パック商品としてのサバイバルキットを使うなということではなく、それを使うのならどこでどうやって使うかをよく吟味してからにすべしと言ってるのだ。
当然入らないものは取り外し、不足してると思うものがあれば追加する。そうやって自分の想定する状況に必要なキットを組み上げていくのも、アイテム選びの一つの方法ではある。
その中で「空気」に関しては、これは地上にあっては大前提的に存在するもので、これを得るために必要なアイテムというのは、サバイバルキットの中に含まれることは稀である。
この3の法則以外にもアイテムを選ぶ際にもう一つ重要な事がある。それは、どういう状況で使うアイテムなのか、どのようなサバイバルな状況を想定してアイテムを選ぶのか、である。
アメリカのサバイバル的シーンでよく見られるのが、アポカリプスという考え方。ここには戦争や大気汚染までも含む場合があるので、ガスマスクなどをサバイバルアイテムに加える人も当然いる。
繰り返すが、必要なのは「どんな状況で使うか」であり、またそれを「どのように使えば生き延びられるのか」を考えた上でアイテムを選ぶということだ。何のためにそのアイテムを選ぶのか、どうやって使うのか。この二点の考えなしに無作為にアイテムを選ばない事。
世には商品としてのサバイバルキットもいくつも売られているが、それを入手するだけでサバイバルが出来ると思うのは大きな間違いである。そのキットは一般的に必要とされるものを揃えているだけであり、自分がサバイバル的な状況に置かれた場合に使えるアイテム、道具であるかは別の問題なのだ。さらに、それらのアイテムが必要だとして選んでみても、どうやって使うのかを知らなくては、いざと言う時に使えない。
サバイバルキットに同梱される事が多い、火起こしアイテム「ファイヤースターター」を例にとってみる。
これはフェロセリウムという合金で出来たスティック状のもので、金属片などを擦りつけて火花を作る。それを火口、ティンダーと呼ばれる可燃性のものに当てて発火させるというもの。
フェロセリウム・ロッドは表面が黒くなっている部分を削り落としてから使うのが手順だ。黒くなっているのは合金が酸化した為で、ここをいくらこすっても火花は出ない。また、こすりつける金属片も、何でも良いわけではない。ファイヤースターターを呼ばれるものには、たいてい金属片も一緒に付いているが、それですらこすりつける向き、角度、方向があって、それを知らずには火花は出ないのだ。
残念なことに、これらのことは商品には書かれていない。不親切だとかではなく、そういう商品は使い方を知った人が購入するものだから・・ということなのかもしれない。
どんなアイテムを選ぶのかの前提になるのは、サバイバルキットが必要とされる状況による。それは災害だったり緊急時だったり、それらの状況をどれだけリアルに考える事が出来るかである。
日本では、そういうサバイバルキットが必要とされる状況として想定される出来事というのがアメリカほど多くはないと思う。それは幸いなことなのだろう。
日本の場合はまず自然災害というのが一番に来るのではないかな。(福島原発のように人災的なものもあるが、ここではそれも含めておく)
一方アメリカでは、最大の災害は人が起こすと考える。自然災害、あるいはテロが、あるいは戦争が、と考える。そしてその後、暴徒化というシナリオまで考える人が多い。
また広大な自然があるアメリカでは、長距離ドライブの途中(たとえばアリゾナの砂漠を走る道路で車が壊れたら)あるいは、載っている飛行機がどこかの山に不時着したら、などなどもサバイバルキットが必要とされる状況である。
これに近いのは北海道の一部で、隣の町まで道路上に街灯がないとか、原野の真ん中の道路で車が故障したとか、というのは考えられるがどうだろう。
先に書いたとおり、アメリカで使われるサバイバルキットはそれらの状況を考えて組まれたものであるため、日本のサバイバル的な状況では使えないものも出てくる。まあ、パック商品としてのサバイバルキットを使うなということではなく、それを使うのならどこでどうやって使うかをよく吟味してからにすべしと言ってるのだ。
当然入らないものは取り外し、不足してると思うものがあれば追加する。そうやって自分の想定する状況に必要なキットを組み上げていくのも、アイテム選びの一つの方法ではある。


PSKというのはPersonal Survival Kit(個人用サバイバルキット)の略。
サバイバルアイテムは、色んな用途でいろいろなものがあると良いのだが、そのために量が増え大きなザックなどに詰め込むことになる。
大きなザックに沢山のアイテム。これはこれで用意しておいて良いと思う。サバイバルという言葉に馴染ま無いのであれば、災害時の避難袋だと考えればいい。
しかし災害などはいつ起こるか分からない。そのために避難袋を何時も背負っているというのはどうだろう?
また大きなザックを背負っていたとしても、それが何らかの事情で手元になくなることも考えなくてはいけない。非常時なのでザックを手にする時間がなかった、あるいは背負ったザックが足手まといになり、捨ててしまう状況というのも考えられる。
そのために何時も身につけていられる程度のサイズに、必要最小限のサバイバルキットをまとめ持ち歩く・あるいは身に付ける、というのがPSK。個人が持ち歩く最小のサバイバルキットである。
大きなザックを背負っている時は、PSKはバックアップになる。またPSKだけを持っているときはそれだけでも必要最低限のアイテムとしてその場を乗り切るための道具となる。
いつも身につけてるためには、負担にならない大きさにまとめなくてはいけない。せいぜい、手のひらかポケットに収まる程度のサイズになる。
ここで登場するのが、アルトイズというお菓子の空き缶を使ってPSKを組み上げてているものだ。このサイズのものを称してアルトイズ・サバイバル缶、アルトイズPSKなどなど、いろんな呼び方がある。
最も大事なことは、「いつも身につけている」ということなので、アルトイズ缶に入れなくてもキーチェーンに、鍵と一緒にまとめてつけておくというやり方もある。家の鍵を付けたキーチェーンは、出かけるときには必ず持ち歩くものだからというのが理由だ。ただし、キーチェーンに付けてしまうと、持ち歩くアイテムの限度はアルトイズ缶よりもかなり少なくなるが、持ち歩きの手軽さはこちらに分がある。
その他、首から下げるネックサバイバルキットなどもあるし、サイフに入れられるアイテムに絞ったワレットサバイバルキットなど、いろんな形で、自分が持ち歩きやすいものを考えるというのがPSKを考えるときの面白さでもある。
ここでは、サバイバルアイテム、主にPSKやそのほかについて書いてみたい。
サバイバルアイテムは、色んな用途でいろいろなものがあると良いのだが、そのために量が増え大きなザックなどに詰め込むことになる。
大きなザックに沢山のアイテム。これはこれで用意しておいて良いと思う。サバイバルという言葉に馴染ま無いのであれば、災害時の避難袋だと考えればいい。
しかし災害などはいつ起こるか分からない。そのために避難袋を何時も背負っているというのはどうだろう?
また大きなザックを背負っていたとしても、それが何らかの事情で手元になくなることも考えなくてはいけない。非常時なのでザックを手にする時間がなかった、あるいは背負ったザックが足手まといになり、捨ててしまう状況というのも考えられる。
そのために何時も身につけていられる程度のサイズに、必要最小限のサバイバルキットをまとめ持ち歩く・あるいは身に付ける、というのがPSK。個人が持ち歩く最小のサバイバルキットである。
大きなザックを背負っている時は、PSKはバックアップになる。またPSKだけを持っているときはそれだけでも必要最低限のアイテムとしてその場を乗り切るための道具となる。
いつも身につけてるためには、負担にならない大きさにまとめなくてはいけない。せいぜい、手のひらかポケットに収まる程度のサイズになる。
ここで登場するのが、アルトイズというお菓子の空き缶を使ってPSKを組み上げてているものだ。このサイズのものを称してアルトイズ・サバイバル缶、アルトイズPSKなどなど、いろんな呼び方がある。
最も大事なことは、「いつも身につけている」ということなので、アルトイズ缶に入れなくてもキーチェーンに、鍵と一緒にまとめてつけておくというやり方もある。家の鍵を付けたキーチェーンは、出かけるときには必ず持ち歩くものだからというのが理由だ。ただし、キーチェーンに付けてしまうと、持ち歩くアイテムの限度はアルトイズ缶よりもかなり少なくなるが、持ち歩きの手軽さはこちらに分がある。
その他、首から下げるネックサバイバルキットなどもあるし、サイフに入れられるアイテムに絞ったワレットサバイバルキットなど、いろんな形で、自分が持ち歩きやすいものを考えるというのがPSKを考えるときの面白さでもある。
ここでは、サバイバルアイテム、主にPSKやそのほかについて書いてみたい。
