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ちりぬるをわか

日々のちょっとした事。で、いろんなことがあったりなかったり。

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アマゾンのネットで(無料で買った)アルトイズ缶PSKの本には、まず自分のポケットってどんなもんだろうという書き出しから始まっている。子供の頃は色んな物を拾ってポケットに入れる。それは宝物を運ぶ場所でもあったのだ、なんていう出だしだ。

 ポケットというのは自分自身に一番近い収納場所だが、そこにいかほどのアイテムがいれられるだろう?(本では、だからPSKは手のひらサイズにまとめて見ようと続く。)

 PSKというのは、自分の身につけて持ち歩いてこそその意味がある。それらをバッグに入れて持ち歩くのならバッグは肌身離さず持てるもの、落とす心配がないものでなくてはいけない。例えばウエストポーチやたすき掛けのショルダーバッグ。

 それらをPSKの収納道具として常に持ち歩けるのなら良いのだが、様々な場所に出かけるときに同じ物を常時持ち歩くことは実際的ではないと思うこともある。
 だからポケットサイズにしてバッグは使わずに済ますことが出来るようにというのもアルトイズ缶やそれに準ずる収納サイズのPSKの考え方になる。

 それですらごく近所、歩いて数分のコンビニに出かける時に持ち歩くだろうか?必要だと思えば持ち歩けば良い。そこは個人の判断なので、目の前のコンビニに出かける時にPSKが入ったバッグを持ち歩く人も、あるいはポケットに入れて行く人もいるだろう。

 毎日の出勤なのでは当然PSKはカバンなどに入れる。またFAKも一緒である。出来れば飲料水のペットボトルの一本も一緒に入れておきたい。仕事場に普段使いのバッグで出勤できるのであれば、コンビニに行くのと同じバッグだって構わないだろうけど、多くの人は職場に合わせた服装、それに合わせてたバッグを持つのではないだろうか。
  
 また出勤ではなく、行楽ならさらに違ってくる。ハイキングならどうだろう?ショルダーバッグを使う人はあまり見かけない。ほとんどハイキング用のザックだ。中身もそれなりに用意したものだろう。そんな中に山で迷ったりしたときのPSKが必要となるかもしれないと入れておく。よく山歩きをする人程、遭難などに備えてそれなりのアイテムを用意たピンチキットと呼ばれるアイテムキットをザックに入れている。

 ピンチキットの中身は、歩く山、季節状況に応じて違うので、カスタマイズが必要になる。もちろん基本的に変わらないものもあるわけで、多くはサバイバルアイテムと共通している。むしろ、山での遭難はサバイバルの一つなので、共通して当然なのだ。

 サバイバルキットについて考えるようになったのには、大きな震災があったこと。この時はBugout Bag(避難袋)について考えた。非常用持ち出し袋や非常食や水を常備した。その後、低山を歩くようになり、遭難時に必要な物ということでピンチキットを考えるようになった。そこでサバイバルキットにも目を向けるようになった。つまり自分として想定される個人的なサバイバル状況は、山での遭難だった。
 遭難と言っても、高山や岩場を登るというのではないので、滑落などよりも道に迷ったりして山から出られなくなったりというのが一番に来る。もちろん滑落の危険性が皆無のわけではないが。

 このように具体的に非常時の状況が想定されると、それに合わせたアイテムを選ぶようになってくる。もちろんFAkもそれに合わせて用意する。
 ただ漫然とサバイバルキットを用意するのではなく、具体的な状況を想定するというのは、ここからも来ている。出かけるときに持つPSKと山歩きで持つPSKはほぼ共通のアイテムが揃えられてる。個別には違いはあるが、自分用のPSKは低山での遭難を想定したアイテムが揃えられている。

 余談になるが、低山で遭難しないと思ってる登山者もいるだろうが、それは間違いである。遭難という言葉は、山で怪我をしたり、挫いたりしても遭難になるのだ。蛇に噛まれても、熊に襲われても、イノシシに襲われても遭難という言葉が使われる。
 低山にありがちなのが、夏の暑さに脱水症状を起こして動けなくなるケース。これも遭難。暑さに依る遭難は高山では起こらないかもしれないが。

 いろいろな場所に出かける時に、それに見合ったバッグを持ち、また見合ったPSK、あるいはFAKを持つ。時にはバッグではなくポケットに入れておく。
 どんな服装なのか、ポケットのサイズも関係あるし、それぞれに合わせて工夫をするのもPSKを組む上でのポイントになるだろう。PSKを一つ作り上げてそれで全て対応するというのも結構だけど、自分が使い勝手の良いセットを状況に応じて作るのも、PSKを考える面白さの一つだとしておこう。
 
 自分なりの考えがあって、持ち歩くものがなんであれ、それを見た人が「なんだあれは?」と思わないようなポーチなりにまとめる。極端な話、小さくてもサバイバルナイフを腰から下げている、などというのは一般の人にも奇異に見られるだろう。また職務質問の対象にもなる。法を順守するのは当然として、それ以外のものでも、目立たない、当たり障りない、人目につかないようにしたいのだ。これってサバイバルアイテムを持ち歩くときの大事なポイントだと考えている。

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PSKの中に簡単な救急キット(ファーストエイドキット FAK)を含めるか、含めるのならどうするかについて。

 Bugout Bag(避難袋)の中には一通りの医薬品を入れるが、持ち歩きPSKでは収納容量が小さいので、せいぜいバンソコウ数枚、消毒綿、頭痛薬程度が限度になるだろう。人によってはその程度のアイテムならあっても無くても一緒なので、それらの代わりに他のアイテムを持つほうが良いという人もいる。

 ところで、アルトイズ缶を使ったアイテム収納は、実はPSKだけではない。日々持ち歩く便利アイテム収納箱として活用する人達もいてこれをアルトイズ缶EDC(Every Day Carry)キットっと呼んだりする。
 これはサバイバルのためのものではなく、日常のちょっとした事に対応するためのキットである。一部のアイテムはサバイバルキットのものと重複することもあるが、非日常を生き延びるサバイバルの為のものか、日常のちょっと使いのためのものかが大きな違いになる。毎日でも使うキットがEDC。そして非常時にもしかしたら一度きりしか使わないものがPSKだと考えるとどれだけ趣旨が違うか分かる。

 EDCにはサバイバルアイテム以外で個人の必要性や好みが現れ、愛用のペンからスマホの予備バッテリー充電器、デジタルカメラまで、とにかく毎日持ち歩く物が対象になる。その中でも道具箱に入れるものは、ペーパークリップだったり、バンソコウだったり、小さなキャンディだったり。これもネットやYouTubeでEveryDay Carryと検索すれば沢山見つかる。
 
 またPSKとEDCの中間的なものを持ち歩くというのもある。その人が、特定の状況で必要だと思われるものを持ち歩くのがサバイバルでもエブリデーキャリーでも、変わらない基本である。

 さて、救急キットの話。
 自分の感覚ではあるが、今まで見てきたPSKやEDCに関する情報の中では、簡単な救急キットが多いのはEDCだろう。

 なので、個人的にはFAKは日常用として別途で持つことにした。もちろん自分が普段使い慣れた薬を少量詰めあわせたものにしている。これを考えた当初は持ち歩くものが増えると思ったのだが、小さなポーチ(名刺カード入れ)を2つ用意してひとつはPSK、もう片方をFAKに用いている。(名刺入れはアルトイズ缶の半分程度の厚み)
 これらは出かける場所などに応じて2つ一緒に持っていたり、片方だけにしたりしているが、そのほうが自分には合っているようだ。
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サバイバルに必要なアイテムをまとめたものをサバイバルキットと呼ぶ。

サバイバルキットは
○自分が遭遇するかもしれないサバイバルな状況を想定する
○その状況下で「サバイバル3の法則」を考慮に入れ何が必要になるか考える
○必要なアイテムは、どんな時にどう使うか具体的に考えた上で選ぶ
○選択するときにアメリカなどで言われる10Csなども参考にするとよい
○日本版では災害時の緊急避難用品リストなどを参考に

サバイバルキットは2パターン
a.ザックなどにまとめる程度の量で、避難袋として家などに常備しておくもの(Bubout Bag 略してBBなどと呼ばれる)Bugoutは逃げ出すという意味。主にザックや大きめのデイパックなどが入れ物に使われる
b.自分の直ぐそば、あるは身につけたり、ポケットに入れたり出来る大きさのPSK。代表的なものはアルトイズ缶の中に入れたもので、アイテム数が少ないほど持ち歩くのが楽になるが、その分用途に限度が出来る。アイテム数、大きさ、用途の折り合いをどこで付けるかがPSKを考える上で重要である。

注意点
○どんなアイテムでもその使い方を知っておく。平時に一度二度使って使い方を覚えておくこと。
○商品化されているサバイバルキットはアメリカや海外でのサバイバルの考えに基づいた基本的なものだけが揃えられてると考える。中身を確認して、使えるもの、使わないものを分別、また必要と思われるものや不足品も追加することで自分が想定した状況に合わせてカスタマイズ出来る。
○アイテムの中にはバックアップとして同系統のものを複数持つ事も視野に入れる。

以上、ここまでの大雑把なまとめ
これまで何度も重複して書いていることばかりだが、重要だと思うので記載した。

アイテムで大事なことは、使い方を知ってる事、使い道を知ってること、何使えるか考えられて選んだことである。

 サバイバルでは、アイテムの一つ一つの物をどれだけ多様に活用するかというスキルを持ってるかどうかが重要である。特にPSKでは必要最低限のアイテムに絞り込んで持ち歩くために、此のスキルは更に大事になってくる。ネットや書物で得た知識を実際の場面で活用できるようにしておくこと。それは使い方を熟知するところから始まる。


 ここまでは、考え方などについて書いてきた。次からは自分が選んだアイテムについて、もう少し具体的に書いていきたい。
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